「検屍官」シリーズ作者、『NCIS』『CSI』の製作者とともに犯罪捜査ドラマを製作へ

米NBCが、女性検屍官ケイ・スカーペッタを主人公にしたシリーズ小説で知られるベストセラー推理作家パトリシア・コーンウェルとタッグを組んで、新作ドラマシリーズを製作することがわかった。米Varietyが報じている。

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『Red Stick(原題)』というタイトルの本作は、コーンウェルが創作したオリジナルキャラクターがベース。地元で愛された検死官だった父の死後、ニューヨークから故郷のバトンルージュ(ルイジアナ州)へ呼び戻されたアニー・ダッジ医師が主人公だ。子供の頃のヒーロー(父)を失った悲しみの中、アニーは複雑なバイユーの問題、南部のホスピタリティ、過去のロマンスに対応しながら、現在起きている殺人事件を解決するために、父の後を継ぐことになる。

脚本&ショーランナーを担うのは、検死官ミーガン・ハントを主人公にした犯罪捜査ドラマ『ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言』や、 『CSI:ニューヨーク』『NCIS:ニューオーリンズ』など人気シリーズを執筆してきたサム・ハンフリー。製作総指揮は『スパイダーマン:ホームカミング』や『ヴェノム』といったマーベルの大ヒット映画を手掛けたマット・トルマックが務める。製作はマット・トルマック・プロダクションズとソニー・ピクチャーズ・テレビジョン。

前述の通り、コーンウェルは「検屍官」シリーズで米国のみならず世界中に知られた小説家。同シリーズは今年までに米国で24作出版されており、彼女の著作の販売数は全世界で累計1億冊を突破。その人気の高さから過去にはデミ・ムーアをケイ・スカーペッタ役として映画化を企画していると報じられたこともある。

ベストセラー作家の生みだす新たな犯罪捜査ドラマに期待が高まる。キャストなど新たな情報が入り次第お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:パトリシア・コーンウェル
(C) JOE MAHER/FAMOUS