『ファンタビ』ナギニ役クローディア・キム直撃インタビュー「あの衣装はナギニにとっては重荷なの」

累計世界興収1兆円を叩き出した"ハリー・ポッター魔法ワールド"最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。公開中の本作よりナギニを演じるクローディア・キムに直撃インタビュー! 自身の役柄やクリーデンス役のエズラ・ミラーとの撮影裏話を語ってもらった。

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「『ハリー・ポッター』シリーズにおいて蛇というのは特別な生き物」と話すクローディア。ヴォルデモートの忠実な召使いとして知られる蛇のナギニが、本作では人間の姿で登場し彼女が演じている。「ナギニの物語は始まったばかりなの。彼女はたぶんこれからトム・リドルに会って、パーセルタング(蛇と話をできる者)になるのか、あるいは蛇にならない道を選ぶのか、という心の葛藤が描かれていくと思うわ。ナギニはとても複雑なキャラクターだから、役者としてそういうところを掘り下げて演じていくことができるのは光栄よ。それに、蛇になる経験なんてそうそうないし(笑)」

続けて衣装について「形はとてもグラマラスなんだけど、よく見ると破れているの。レースで出来ているんだけど、彼女にとっては皮膚をもう1枚まとっている感覚なの。だから、あのドレスはグラマラスで美しさを象徴しているけれども、ナギニにとっては重荷なの。初登場のシーンでドレスに触れているけど、それは彼女にとって蛇の皮を触っているような、そこから逃れたいということを象徴したシーンなのよね」

また、本編映像ではカットされたが印象に残っているというシーンがあるという。「ナギニが屋根の端、ギリギリのところを歩いているシーンがあるの。しかもヒールを履いて、上を見ながら。本当にあのシーンはパフォーマーにならないといけなかったわ」と振り返る。この貴重なシーンは、予告映像では見られるのでチェックしてほしい。

撮影の裏話はほかにもあるようで、「グリンデルバルド(ジョニー・デップ)とクリーデンス(エズラ・ミラー)と一緒にいるシーンも大変だったわ。とても傾斜のきつい場所だったから私はどんどん滑り出してしまって(笑) 冷静に見えるんだけど、足元では必死で頑張っていたのよ」と、本作をすでに見た人も、これから見る人も彼女に注目して鑑賞してはいかがだろうか。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は、絶賛公開中。(海外ドラマNAVI)

Photo:クローディア・キム
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』
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