米ABCの大ヒットドラマ『グレイズ・アナトミー』(以下『グレアナ』)の主人公メレディス・グレイ役のエレン・ポンピオが、2015年にシーズン11で降板したデレク・シェパード役のパトリック・デンプシーと、降板以来連絡を取っていないことを明らかにした。米E!Onlineが報じている。
ジェイダ・ピンケット=スミスがホストを務めるトーク番組「Red Table」に出演した際、エレンが語った。「パトリックが『グレアナ』を去ってから話してないの。彼のことを悪い風には思っていないわ。素晴らしい俳優で、一緒に最高のTVドラマを作り上げてきたの。彼はとても才能があるし、11年も出演していたのよ。通常、作品を降板する時、自分がその作品という肩書きなしで、どういう人間でいるのかを考える必要があるの。だって、ドラマ出演は生活の大半を占めるものだから。出演するドラマがなくなった時、自分がどういう存在なのか理解する時間がいるのよ。だから、彼と話をしていないの。でも私の心の中には、いつもパトリックの存在があるわ」
対して、10月にパトリックはインタビューでエレンとその他のキャストについて以下のように答えている。「特別な絆があったよ。元々はオリジナルキャストとの繋がりが強かったけれど、シーズンを追うごとに新たに加わったキャストたちとの繋がりも出てきたんだ。本当に多くの人の人生に影響を及ぼし続けた『グレアナ』は素晴らしいよ。私たちはテレビ業界の歴史の一部だったんだ。本当にすごいことだよ」と語っている。どうやらエレンは、仲が悪いということではなく、気をつかってあえて連絡を取っていないということのようだ。
また、エレンは以前同作のフィナーレが近づいているとインタビューで語っており、すべてをやりつくしたし、子育てのために仕事をセーブしたいと降板することを示唆していたが、もしかするとまだフィナーレを迎えないかもしれないとも発言している。
トーク番組に出演したエレンは、「イタリアでもフランスでも、ロンドンでもカンザスでも、どこに行ってもファンが私に近づいてきて涙目で、『グレアナ』がどれだけ大切な作品が語ってくれるの。だからシーズン16もあるでしょうね。終わりの兆しが見えないもの。だから私もこのまま頑張らないと。だって、『グレアナ』が世界の人々の人生を感化しているのだから」と話していた。
全世界に根強いファンがいる『グレイズ・アナトミー』シーズン15は、米ABCにて放送中。『グレイズ・アナトミー』見どころはこちら
(海外ドラマNAVI)
Photo:エレン・ポンピオとパトリック・デンプシー
(c)ABC Studios