ディック・ウルフ『New York Undercover』リブート版をABCにて製作

『LAW & ORDER』シリーズや、『シカゴ・ファイア』をはじめとする『シカゴ』シリーズなど、米NBCで数々のヒット作を手掛けるクリエイターのディック・ウルフ。現在米CBSで携わっている新作ドラマ『FBI(原題)』も好調な彼が、今度は米ABCにて新たな犯罪捜査ドラマを製作することが明らかになった。米TV Lineが報じている。

今回ウルフが手掛けるのは、彼が1990年代に米FOXで製作したドラマ『New York Undercover(原題)』のリブート版。同作は、1994年から4シーズンに渡って放送されたNYを舞台にした犯罪捜査ドラマで、ギャング問題や凶悪犯罪を暴くため、アンダーカバーとして活躍する二人の刑事を描いたもの。『Empire 成功の代償』のヴァーノン・ターナー役や『ALPHAS/アルファズ』のビル・ハーケン役で知られるマリク・ヨバと、『生きてこそ』でラファエルを演じたマイケル・デロレンツォが主人公となる潜入捜査員を演じていた。

今回のリブート版は、オリジナルとどのように異なるのかなど詳細はまだわかっていない。製作は、ウルフの他に『ハンド・オブ・ゴッド』『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』を手掛けたベン・ワトキンスが名を連ねており、脚本はワトキンスが担当する。

ウルフは、長年NBCにてヒット作を量産していたが、今シーズンはCBSで、FBI捜査チームの活躍を描くドラマ『FBI』を手掛けており、同作は放送開始から3日間で視聴者数1290万人を記録し、フルシーズンの製作も決定している人気作。更に、このリブート版がABCで製作されれば、全米4大ネットワークの中で、米FOXを除いて全ての局でウルフの犯罪捜査ドラマが放送されることになる。

文字通り、ヒット・メーカー、ウルフが次に手掛ける同作の情報が入り次第、随時お伝えしていきたい。

ウルフが手掛けた『LAW & ORDER ロー&オーダー』各シリーズの見どころはデータベースにて。(海外ドラマNAVI)

Photo:ディック・ウルフ・ファミリーの豪華な顔ぶれ
左からディック・ウルフ、ジェイソン・ベギー(シカゴ P.D.)、マリスカ・ハージティ(LAW & ORDER: 性犯罪特捜班)、テイラー・キニー(シカゴ・ファイア)
(C)FAM008/FAMOUS