映画『スーパーマン』公開40年目に明かされた真実...あの有名スターたちが出演候補だった!

1978年12月15日に映画『スーパーマン』が公開されてから40周年を迎えるが、意外な有名スターたちがスーパーマンの候補として挙がっていたことが明らかとなった。

米Hollywood Reporterのインタビューに、製作総指揮を務めたイリヤ・サルキンドが応え、候補者について語った。「映画を製作する上で条件のひとつになったのが、DCコミックスが承認できるようなスーパーマン役の俳優を見つけるというものでした。それでリストを作ったのですが、カシアス・クレイ(モハメド・アリの本名)といった候補までDCが承認していた。ほかにはアル・パチーノや、ダスティン・ホフマンもスーパーマン役としてOKが出ていました」と当時を振り返っている。

モハメド・アリが候補に挙がっていたとは意外な気もするが、世界ヘビー級チャンピオンとスーパーマンがタッグを組み、エイリアンの地球への侵略を防ぐ内容のコミックスがリリースされたこともあったという。

そして、『レインマン』と『クレイマー、クレイマー』でアカデミー賞主演男優賞に輝いた名優ダスティンに関しては、悪役レックス・ルーサーにも考えられていたそうだ。しかし実際に演じたのは、『エネミー・オブ・アメリカ』や『クリムゾン・タイド』などで知られるジーン・ハックマンだった。

サルキンドは一流スターをスーパーマン役の候補として挙げていたが、最終的に主役に抜擢されたのは、それまでほぼ無名だったクリストファー・リーヴ。彼はシリーズ4作でスーパーヒーローを演じ、スーパーマンことクラーク・ケントの青春時代を描いたドラマシリーズ『ヤング・スーパーマン』にもゲスト出演していた。

その後スーパーマン役には、『スーパーマン リターンズ』(2006年)で新進俳優ブランドン・ラウス(『レジェンド・オブ・トゥモロー』)が抜擢され、2013年に公開された『マン・オブ・スティール』ではヘンリー・カヴィル(『THE TUDORS ~背徳の王冠~』)にバトンタッチ。3作にわたりスーパーマンを演じたが、『ジャスティス・リーグ』を最後に同役を降板することが明らかになっている。

アメリカでは、スーパーマンの前日譚ドラマとして『Krypton(原題)』が製作されている。今後は誰がスーパーマンを演じるのだろうか。(海外ドラマNAVI)

Photo:候補者だったアル・パチーノやダスティン・ホフマン、モハメド・アリ
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