近年のハリウッドでは、映画やドラマシリーズ登場人物に多様性をもたせようという、"ダイバーシティ"の風が強くなっているが、その流れを受けてか、米ドラマでは「男性よりも女性の主役の方が2倍も多い」ことが調査で判明したという。
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英Digital Spyによると、企画段階にあるドラマ作品と製作中のシリーズ251タイトルを対象に調査を行ったのは、英分析会社「Ampere Analysis」。その結果、単独で女性キャラクターが主役を務める作品が42パーセントを占め、男性が単独で主役を張る作品は、その半数以下となる20パーセントにしか満たないことが判明したとのこと。
新作となる『Melanie(原題)』や『Under the Bridge(原題)』、『100 Days without Fear(原題)』、『Lean on Me(原題)』といったシリーズの主役はいずれも女性で、特に米 CWと米NBCに単独で女性キャラクターが主役を務める作品が目立っていたという。
また、主人公が就いている職業については、男性キャラクターの主役がFBIやCIA、警官といった具合に偏りが見られるのに対して、女性の主人公の仕事は医師やスポーツ選手などバラエティに富んでいるとも分析されている。
確かに、すでにリリースされて人気を博しているシリーズのなかには、デストピアな世界で虐げられている主人公ジューンの波乱万丈な人生を描く『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』や、主婦がコメディエンヌとして自立を目指す『マーベラス・ミセス・メイゼル』、女性CIA分析官がテロの脅威に立ち向かう『HOMELAND』など、女優が主演する作品が多いように感じる。
また、これまでに男優が主演を続けてきた英人気長寿SFドラマシリーズ『ドクター・フー』は、ついに13代目にして初となる女性ドクターが誕生。ジョディ・ウィッテカー(『ブロードチャーチ ~殺意の町~』)が主演する最新シーズンは、高視聴率を叩き出して好評を得ているようだ。
これから海外ドラマ界で、さらなる女性の進出&活躍が続くのか見守っていきたい。(海外ドラマNAVI)
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『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』
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『HOMELAND/ホームランド』シーズン7
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『ドクター・フー』
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