米ロサンゼルスで、現地時間1月22日(火)、第92回アカデミー賞のノミネート作品が発表された。
最多10部門で候補に挙がったのは、『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン監督が脚本、撮影を手がけ、先日発表されたゴールデン・グローブ賞外国語映画賞やヴェネツィア国際映画祭金獅子賞など、数々の賞レースを総なめにしているNetflix配信映画『ROMA/ローマ』で、作品賞と外国語映画賞にWノミネート。オリヴィア・コールマン(『ナイト・マネジャー』)扮するイングランドのアン女王を操る二人の女性を描いた映画『女王陛下のお気に入り』は、助演女優賞に二人ノミネートされるなど9部門で10ノミネート。
歌姫レディー・ガガ×ブラッドリー・クーパーの『アリー/ スター誕生』と、アダム・マッケイ(『キング・オブ・メディア』)監督のもと、クリスチャン・ベイル(『マネー・ショート 華麗なる大逆転』)がチェイニー副大統領を演じた『バイス』がそれぞれ8部門でノミネートされている。日本でも大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』も作品賞、主演男優賞など5部門に入った。
日本作品としては『万引き家族』が外国語映画賞に、『未来のミライ』が長編アニメ映画賞にノミネート。
各部門のノミネート作品は以下の通り。
■作品賞
『アリー/ スター誕生』
『グリーンブック』
『女王陛下のお気に入り』
『バイス』
『ブラック・クランズマン』
『ブラックパンサー』
『ボヘミアン・ラプソディ』
『ROMA/ローマ』
■監督賞
アダム・マッケイ『バイス』
アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』
スパイク・リー『ブラック・クランズマン』
パヴェウ・パヴリコフスキ『COLD WAR あの歌、2つの心」
ヨルゴス・ランティモス『女王陛下のお気に入り』
■主演男優賞
ウィレム・デフォー『永遠の門 ゴッホの見た未来』
ヴィゴ・モーテンセン『グリーンブック』
クリスチャン・ベイル『バイス』
ブラッドリー・クーパー『アリー/ スター誕生』
ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』
■助演男優賞
アダム・ドライヴァー『ブラック・クランズマン』
サム・エリオット『アリー/ スター誕生』
サム・ロックウェル『バイス』
マハーシャラ・アリ『グリーンブック』
リチャード・E・グラント『Can You Ever Forgive Me?(原題)』
■主演女優賞
オリビア・コールマン『女王陛下のお気に入り』
グレン・クローズ『天才作家の妻 -40年目の真実-』
ヤリッツァ・アパリシオ『ROMA/ローマ』
メリッサ・マッカーシー『Can You Ever Forgive Me?(原題)』
レディー・ガガ『アリー/ スター誕生』
■助演女優賞
エイミー・アダムス『バイス』
エマ・ストーン『女王陛下のお気に入り』
マリーナ・デ・タビラ『ROMA/ローマ』
レイチェル・ワイズ『女王陛下のお気に入り』
レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』
授賞式は、現地時間2月24日(日)に米ハリウッドのドルビー・シアターで開催される予定。その様子をWOWOWプライムにて、2月25日(月)午前8:30より独占生中継する。
(海外ドラマNAVI)
Photo:
Netflixオリジナル映画『ROMA/ローマ』
『女王陛下のお気に入り』(C)2018 Twentieth Century Fox