ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞『ROMA/ローマ』、アルフォンソ・キュアロン監督最新作がNetflixで配信中

『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン監督の最新作であり、彼自身が脚本、撮影までを手がけた渾身の映画『ROMA/ローマ』が12月14日(金)よりNetflixにて独占配信中だ。本作は、キュアロン自身の幼少期の体験も交え、1970年代のメキシコで中産階級の家庭の使用人として働く若い女性クレオ(ヤリッツア・アパリシオ)の視点から、激動の1年の出来事をモノクロの映像で描くヒューマンドラマ。

家族と大きな愛を真摯に描いた本作は世界中の批評家、映画ファンの間で瞬く間に話題となり、本年の第75回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金獅子賞を受賞。作品を鑑賞した批評家たちからは、「ローマは息をのむほど美しく、生の息吹が吹き込まれた、本年最高の人生賛歌」(バニティ・フェア誌 リチャード・ラーソン)や、「ローマは私的な叙事詩であり、本年の最高傑作である」(ワシントンポスト アン・ハーナウェイ)など、絶賛とも言えるレビューを獲得し、メディアや批評家から高い評価を受けている。

キュアロンは本作について、「ゼロ・グラビティの仕上げをする中で、次の作品はシンプルで、より私的な物語を作ると自分に約束したんだ。この作品は、何かに答えを出すということではなく、見た人それぞれが自身の思い出や体験を振り返ることのできる作品になっているはずだよ」とコメントしており、作品への自信と共に多くの人が楽しめる作品になっていると語っている。

先日発表されたゴールデン・グローブ賞でも外国語映画賞にノミネート、キュアロンは監督賞、脚本賞にもノミネートされ、アカデミー賞外国語映画賞受賞への期待も高まる『ROMA/ローマ』。映画史に名を刻む作品に違いないだろう。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixオリジナル映画『ROMA/ローマ』
12月14日(金)より独占配信中