音楽のアカデミー賞ともいえるグラミー賞。2019年(第61回)のグラミー賞のノミネート作品が発表され、日本時間の2月11日(月・祝)には授賞式が行われる。実は、海外ドラマとグラミー賞は意外に密接な関係にある。グラミー賞がより楽しめる海外ドラマをご紹介しよう。
■まずは観ておきたい『Glee/グリー』
洋楽ファンならまず観ておきたいドラマといえば『Glee/グリー』。2009年から2015年にかけて放送された大ヒットミュージカルドラマだ。オハイオ州にある高校のさえないグリー部(合唱部)が紆余曲折を経て、全国大会に出場するまでにレベルアップしていく青春ドラマ。秀逸なストーリーもさることながら、キャストたちが実際に名曲をカバーするパフォーマンスも素晴らしく、観ていて元気をもらえるドラマでもある。曲のジャンルもスタンダードな名曲から最新のヒット曲まで多岐に渡り、洋楽ファン垂涎のドラマだ。
『Glee/グリー』の劇中音楽に使われたことがブレイクのきっかけになったバンドもいる。2013年(第55回)のグラミー賞で最優秀楽曲賞、最優秀新人賞の2部門を受賞した「Fun(ファン).」だ。シーズン3でキャストが彼らのシングル曲「We Are Young」をカバーしたところ、放送後、同曲のセールスが劇的に上昇して話題となった。「Fun.」の実力もさることながら、『Glee/グリー』の効果も大いにあるだろう。
■グラミー賞ノミネート! ドナルド・グローヴァー主演ドラマ『アトランタ』
チャイルディッシュ・ガンビーノというラッパー名で今年のグラミー賞4部門にノミネートされている俳優、ドナルド・グローヴァー。彼が主演・監督・脚本を手掛ける『アトランタ』は、エミー賞やゴールデングローブ賞を受賞し話題となった、ファン必見のドラマだ。ジョージア州アトランタを舞台に、大学を中退したその日暮らしの"ダメ男"の主人公がラッパーとして活動する従兄弟のマネージャーになろうと決意するところから物語は始まる。歌手だけでなく、コメディアン・俳優、脚本家など多才な顔も持つドナルドのセンスが光るコメディな要素も見ものだ。
また劇中音楽はもちろんのこと、ドナルドとタッグを組む日本人監督、ヒロ・ムライが作り出す映像美にも注目したい。
素晴らしい劇中音楽は海外ドラマの魅力のひとつ。グラミー賞授賞式を前に話題のドラマを観て、音楽とともに楽しむのもおすすめだ。『Glee/グリー』は、U-NEXTやHuluでシーズン1からシーズン6まで配信、『アトランタ』はNetflixでシーズン1が配信されている。
過去に15度グラミー賞の受賞歴を持つアリシア・キーズが初めての司会を務めることでも話題となっている第61回グラミー賞授賞式は、2月11日(月・祝))午前9:00より、WOWOWプライムにて独占生中継。(海外ドラマNAVI)
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『Glee/グリー』(c)2009-2010 Fox and its related entities. All rights reserved.
『アトランタ』(c)2016 FX Productions, LLC. All rights reserved.