米HBOの人気ドラマ『TRUE DETECTIVE/ロサンゼルス』の主人公レイ・ヴェルコロ役や、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でパーシバル・グレイブスを演じるコリン・ファレル。アイルランド出身の彼が、英BBCの新作ドラマに主演することが明らかになった。米Hollywood Reporterが報じている。
今回コリンが出演するのは、イアン・マクガイアのベストセラー小説『北氷洋:The North Water』を原作にする4話構成のミニシリーズ。今年の秋にクランクイン予定で、BBC Studioは本作をグローバル配給する予定だという。
舞台は19世紀半ばの英国。北極海を目指し出港した捕鯨船ヴォランティア号の乗組員は、アヘン中毒の船医パトリック・サムナー、かつて航海で大勢の船員を犠牲にした船長ブラウンリー、そして凶暴な銛打ちのドラックスたちという曲者ばかり。そんな中、船内で猟奇殺人が起きる。犯人は間違いなく船内にいるはず。不吉な空気が漂うなか、それぞれの運命が狂い始めるというサバイバル・サスペンス。
個性溢れるキャラクターの中で、コリンはヘンリー・ドラックスという残虐で道徳観に欠ける人物を演じる。
同作は、映画『英国王のスピーチ』や『トップ・オブ・ザ・レイク』シリーズなどで知られるSee-Saw Filmが製作し、『Looking/ルッキング』『荒野にて』などのアンドリュー・ヘイが監督を務める。製作総指揮には、イアン・カニング(『マクベス』)、エミール・シャーマン(『奇跡の2000マイル』)、ジェイミー・ローレンソン(『パーフェクト・センス』)、ハカン・クーセッタ(『ヒステリア』)、ニヴ・フィッチマン(『サイゴン・ボディガード』)、ルーシー・リッチャー(『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件』)らが名を連ねる。
コリンは、4月公開予定のSee-Saw Filmプロデュースよる映画『妻たちの落とし前』で、『それでも夜が明ける』で知られるスティーヴ・マックィーン監督、ヴィオラ・デイヴィス(『殺人を無罪にする方法』)やミシェル・ロドリゲス(『ワイルド・スピード』シリーズ)らと共演している。また、ティム・バートン(『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズ)が手掛ける実写版『ダンボ』にも出演しており、2本の映画の公開を控えている。
これまで主に映画界で活躍してきたコリン。新作ドラマの情報が入り次第、随時お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:
コリン・ファレル
(c)JMVM/FAMOUS