裏口入学スキャンダルが報じられたロリ・ロックリン、『フラーハウス』最終シーズンからもクビに

人気コメディドラマ『フルハウス』と、その続編『フラーハウス』でベッキー役を演じ人気を博したロリ・ロックリン。大学の裏口入学問題で出演中の番組を解雇された彼女が、今年配信予定の『フラーハウス』最終シーズンからもクビになった。米Vultureが報じた。

今回の騒動は、ロリや『デスパレートな妻たち』のリネット役で知られるフェリシティ・ハフマンをはじめとする富裕層が、ウィリアム・シンガー被告が運営する偽の慈善団体に謝礼金を支払うことで、米大学進学適性試験であるSATやACTでの替え玉受験などの不正を行い、子どもたちをスタンフォード大学やイエール大学といった名門校に入学させていた事件だ。

複数の関係者が米The Hollywood Reporterに明かした情報によれば、ベッキーがシーズン5にゲスト登場する予定はないとのこと。彼女はこれまでシリーズ全体の約2割分のエピソードに登場していた。

米検察当局により訴追されたロリは、米The Hallmark Channelの時代劇ドラマ『ホープバレー物語』を撮影中にカナダのバンクーバーで逮捕され、その後にシリーズを解雇されている。

Hallmarkは「大学不正入学をめぐる一連の騒動のニュースに、私たちも悲しみを感じています」と声明を発表。「ロリとの仕事はすでに取り止めています。すべての作品の製作を中止しました」と述べた。ロリは『ホープバレー物語』のほか、同チャンネルのTV映画シリーズ『Garage Sale Mysteries(原題)』シリーズにも出演しているが、こちらの製作も中止となった。

ロリは現地時間の13日(水)にロサンゼルス連邦裁判所に出頭し、保釈金100万ドル(約1億1000万円)を支払い釈放された。ロリが次回出廷するのは29日(金)、マサチューセッツ州ボストンの裁判所。(海外ドラマNAVI)

Photo:

ロリ・ロックリン
(C)HUBERT BOESL/FAMOUS