豪華ラインナップが揃うAppleの動画配信サービス「Apple TV+」の詳細が明らかに!

NetflixやHulu、YouTubeやFacebook、ディズニー、DCと多くの配信サービスが乱立する中、かねてより噂があったApple動画配信サービスの概要が明らかになった。米Hollywood Reporterらが一斉に報じている。

現地時間の3月25日(月)、Appleはオリジナルシリーズなどが視聴できる「Apple TV+」を発表。2時間にも及ぶ発表会では、スティーヴン・スピルバーグ監督や、J・J・エイブラムスなどクリエイターらも登壇し、ベールに包まれていた作品を初めて紹介した。

まず視聴方法だが、iPhone、Apple TV、Mac、スマートテレビ、またAmazon Fire TVなどデバイスを利用し、広告なしで視聴できる。Apple TV新アプリとApple TVチャンネルは今年の5月に展開するようで、「Apple TV+」は今秋のローンチを予定している。HBO、Showtime、Starz、CBS All AccessなどにもApple TVチャンネルでアクセスができるようになるという(日本での提供は不明)。100カ国で展開するオリジナル作品はダウンロードも可能。気になる定額料金は未定。

トレイラーとして流されたそれぞれのAppleオリジナル作品は以下の通り。

▪『Amazing Stories(原題)』

Appleオリジナル第一弾ドラマである本作。スピルバーグが指揮を執り、1980年代に放送された『世にも不思議なアメージング・ストーリー』のリブート版にあたる。『ワンス・アポン・ア・タイム』でクリエイターを務めたアダム・ホロウィッツとエドワード・キッツィスが、ショーランナーとして名を連ねている。ステージ上でスピルバーグ監督は、「同作は人類の意味を探す物語だ」と述べた。

・『The Morning Show(原題)』

シットコム『フレンズ』のレイチェル役でブレイクしたジェニファー・アニストンと、オスカー女優のリース・ウィザースプーン(『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』)が共演&製作。朝の情報番組を舞台に、ニューヨークのメディア業界が描かれる本作は、全20話で2シーズン分の製作がすでに決定している。リーズとスティーヴと共に舞台に登場したジェニファーは、「あまり公には言えないような職場における複雑な男女関係をありのままに見せているドラマです」と述べた。

・『See(原題)』

未来を舞台に、恐れを知らぬ戦士にしてリーダー、守護人でもあるババ・ヴォスを主人公にした本作は、壮大なスケールで描かれるという全10話構成のシリーズ。主役を演じるのはジェイソン・モモア(『アクアマン』『ゲーム・オブ・スローンズ』)。共演者にアルフレ・ウッダード(『Marvelルーク・ケイジ』)がいる。

・『Little America(原題)』

1話30分で全8話構成の同作は、アカデミー賞脚本賞にノミネートされた『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』で自身の体験をもとに異人種間の恋愛を描いたクメイル・ナンジアニ&エミリー・V・ゴードン夫妻がクリエイターを務めるアンソロジーシリーズ。物語のもとになるのは、雑誌Epic Magazineに取り上げられたアメリカに移民をしてきた人たちの実体験。クメイルは、同作で人間の感情全てが出ているといい、全エピソードは移民、またはその子どもが監督を務めている。

・『Little Voices(原題)』

ヒットメイカーのJ・Jによるミュージカルドラマ。"多様な音楽を生み出したニューヨークへのラブレター"と紹介されている本作は、自分の本当の"声"を見つけようとする20代の若者が経験する普遍的な物語を描く。脚本を担うのは『I am Sam アイ・アム・サム』で、製作・脚本・監督の3役を担ったジェシー・ネルソン。シンガソングライターのサラ・バレリス(『30 ROCK/サーティー・ロック』)が、楽曲を手がける。イベントではサラが本作のために書き下ろしたテーマソングを披露した。

その他にも、まだまだAppleオリジナル作品は製作されており、今後も同社の動きに注目したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

ジェイソン・モモア (C)FAM008/FAMOUS
ジェニファー・アニストン (C)NYPW/FAMOUS
スティーヴン・スピルバーグ (C)NYKC/FAMOUS
リース・ウィザースプーン (C)FAM020/FAMOUS
ヘイリー・スタインフェルド(C)FAM020/FAMOUS
J・J・エイブラムス(C)FAM008/FAMOUS
アルフレ・ウッダード(C)NYPW/FAMOUS
サラ・バレリス(C)NYKC/FAMOUS