シャーロックの"天敵"も!『SHERLOCK』チームによる吸血鬼ドラマの追加キャスト&監督が決定

大人気の英国ミステリー『SHERLOCK/シャーロック』でクリエイターを務めるスティーヴン・モファットとマーク・ゲイティス。この二人が英BBC&Netflix製作による新作ドラマ『ドラキュラ伯爵』に着手していることは以前もお伝えしたが、主演に続く追加キャストと監督が発表された。米Varietyが報じている。

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全3話の本シリーズは、1897年に出版されたブラム・ストーカーによるゴシックホラー小説「吸血鬼ドラキュラ」を元に、血に飢えたドラキュラ伯爵がヨーロッパの辺境トランシルヴァニアから大都市ロンドンへの上陸をもくろむ物語。主人公のドラキュラ役には、デンマーク出身のクレス・バング(『アフェア 情事の行方』『蜘蛛の巣を払う女』)の起用がすでに発表されていた。

この度明らかとなった追加キャストは、ジョナサン・アリス(『SHERLOCK』)、サッシャ・ダーワン(『Marvel アイアン・フィスト』)、ネイサン・スチュアート=ジャレット(『Misfits/ミスフィッツ - 俺たちエスパー!』)、カトリーヌ・シェル(『スペース1999』)、クライヴ・ラッセル(『ゲーム・オブ・スローンズ』)など。

プロダクションはすでにスタートしており、第1話をジョニー・キャンベル(『ウエストワールド』)、第2話をデイモン・トーマス(『キリング・イヴ/Killing Eve』)、そして第3話をポール・マクギガン(『サバイバー:宿命の大統領』)がそれぞれ監督することも判明している。

『SHERLOCK』で毎度のようにシャーロックにバカにされる分析官アンダーソン役で知られるジョナサンがキャストの一人として起用され、最終話の監督は同シリーズの「ピンク色の研究」「ベルグレービアの醜聞」ほか4話を手掛けたマクギガンということで、モファットとゲイティスの新作は『SHERLOCK』色の濃い作品になるかもしれない。

同作でプロデューサーと共同脚本を担当するだけでなく、役柄は不明ながら俳優として出演することも決まっているゲイティスは、以下のようにコメントしている。「(『エイリアン』や『ロッキー・ホラー・ショー』で知られる)ブレイ・スタジオで我々のドラキュラが撮影されることはとても喜ばしい。 映画『フランケンシュタイン』シリーズのフランケンシュタイン役のピーター・カッシングや、『吸血鬼ドラキュラ』でドラキュラ役のクリストファー・リーらスターを生み出した、非常に雰囲気のある伝説的なスタジオだからね。ブレイ・スタジオの元でトランシルヴァニアが再びよみがえるところを目撃しつつ、ドラキュラ伯爵がついに戻ってきたと言えることは素晴らしいよ」

『ドラキュラ伯爵』は、Netflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『SHERLOCK/シャーロック』
©Hartswood Films 2016