ついに最終話が放送されシリーズが完結した大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。本作では、実に多くのキャラクターが命を落とすことになったが、演じているキャストたちはどのキャラクターの最期が印象に残っているのだろうか? 米Varietyのインタビューに答えたキャストたちが、「ベストな死」を迎えたキャラクターを明かしている。
(※本記事は、『ゲーム・オブ・スローンズ』第七章までの重要なネタばれを含みますのでご注意を!)
ラニスター家の当主タイウィンの死が良かったと発言したのは、同キャラクターを演じたチャールズ・ダンス。「あれだけしてあげた自分の息子(ティリオン)に殺されてしまうっていうのはね」と、父息子の関係での暗殺を気に入っていると述べた。
ユーロン・グレイジョイ役のピルー・アスベックは、「ラムジー・ボルトンの死に方がいいね。ジョン・スノウに殴られまくって、最後は(ラムジーが飼っていた)狂暴な犬に食い殺されるんだらかね」と強烈だったラムジーの最期について話した。
トアマンド・ジャイアンツベイン役のノルウェー出身のクリストファー・ヒヴュは、「ジョフリー(・バラシオン)の死は良かったね。TVから目を背けたくなるような死に方っていうのは、良いシーンってことだよ」と述べた。
そんなクリストファーに同意したのは、グレイ・ワーム役のジェイコブ・アンダーソン。「ジョフリーは、この作品のスターだとみんな思っていたのに、死んじゃうんだから、衝撃的だよ」
ヴァリス役のコンリース・ヒルとピーター・ベイリッシュ役のエイダン・ギレンは、共にホーダーの名前を挙げた。コンリースは、「台本を読んだ時に、"なんてことだ!"と驚いたんだ」と振り返り、ピーターは「とても感情的なシーンだったよ。心が痛んだよ」と述べた。またコンリースは、エダード・スタークの死も印象に残っていると語った。
そんな人気キャラクターのホーダーを演じたクリスチャン・ナイアンは、「数週間、自分の死ぬシーンを見れなかったよ。共演者や友だちともお別れしなければならなかったからね。見るのがつらかったね」と告白。自身のキャラクターの死が受け入れられなかったことを伝えた。
メリサンドル役のカリス・ファン・ハウテンは、「レッド・ウェディングのエピソードが大好きなの」と、第3章の第9話「キャスタミアの雨」でスターク家のロブと妻タリサ、母親のキャトリンまとめて殺されるエピソードが気に入っているとのこと。
ダヴォス・シーワース役のリーアム・カニンガムは、「シリーン・バラシオンだよ。台本を読んだ時、涙が出たね」と語った。
ジェンドリー役のジョー・デンプシーは、「赤い毒蛇ことレッド・ヴァイパー、オベリン・マーテルの死は良かったね。死んで良かったという意味じゃないよ。でも、オベリンというキャラクターが大好きだったんだ」と明かした。
ブラン・スターク役のアイザック・ヘンプステッド・ライトも、オベリンの名を挙げた。「残虐だったからというわけではないけれど、ショッキングだったよ。あの辺りの台本を読んでいなかったからね。あんな展開を予想していなかった。とても『ゲーム・オブ・スローンズ』っぽいと思ったよ。意表をつく人物が勝つのかなと思っても、そうじゃなかったり。そしたら頭を押しつぶされて殺されるんだからね」
キャストにも強烈な印象を残したそれぞれのキャラクターの死。あなたの心に残っているのは、誰の最期だろうか。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『ゲーム・オブ・スローンズ』
(c)2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.