『SUITS』パトリック・J・アダムス、ドラマ版『ライトスタッフ』で念願の宇宙飛行士役に!

大人気リーガルドラマ『SUITS/スーツ』のマイク・ロス役でお馴じみの人気俳優パトリック・J・アダムスが、米ナショナル・ジオグラフィックが製作する新作ドラマ『The Right Stuff(原題)』で実在の宇宙飛行士を演じることが明らかとなった。米TV Lineが報じている。

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トム・ウルフの同名小説をドラマ化する『The Right Stuff』でパトリックが演じるのは、1962年に米国において初となる地球周回軌道飛行をマーキュリー・アトラス6号で成し遂げた宇宙飛行士ジョン・グレン。ウルフの原作を足掛かりにしたシーズン1は、冷戦の最盛期をスタートに米国が有人宇宙飛行計画"マーキュリープロジェクト"を考えたことで旧ソ連との宇宙技術競争が激化し、アメリカ航空宇宙局(NASA)が選抜した"マーキュリー・セブン"と呼ばれた軍のテスト・パイロット7人が、任務を成し遂げる前から英雄になっていく姿が描かれる。特にシリーズでは、グレンと彼のライバルだったアラン・シェパードの関係に焦点が当てられるとのこと。

本作に出演が決まったことについてパトリックは、「これまでの人生において、なりたいと夢見たものは2つだけで、それは俳優と宇宙飛行士なんだ。だから今日は完璧な日だ。グレンという偉大な人物を演じ、彼の伝説的な人生と偉業を世界に再び伝える役割を担えることは、これ以上ないぐらい光栄で名誉なことだ」と、自身のTwitterに喜びのコメントを投稿している。

ショーランナーと製作総指揮を担うのは、犯罪ドラマ『ホワイトカラー』で脚本を手掛けたマーク・ラファティ。彼と共に俳優のレオナルド・ディカプリオ(『レヴェナント:蘇えりし者』)や、ジェニファー・デイヴィソン(『レヴェナント:蘇えりし者』)、ウィル・ステイプルズ(『ザ・シューター』)が製作総指揮に名を連ねる。パイロット版でメガホンを取るのは、『ゲーム・オブ・スローンズ』でエピソード監督を務めたデヴィッド・ナッター。

今回ドラマ化されるウルフの同小説は、1983年に『ライトスタッフ』というタイトルで映画化され、アカデミー賞作品賞含む8部門にノミネート、作曲賞や編集賞など4部門を受賞。ジョン・グレン役にはエド・ハリス(『ウエストワールド』)、アラン・シェパード役をスコット・グレン(『羊たちの沈黙』)が演じていた。

パトリックは『SUITS』をシーズン7で降板後、詐欺師を描くAmazonオリジナルシリーズ『スニーキー・ピート』シーズン3で5話にわたりステファン・キルベイン役でゲスト出演。SF映画『Clara(原題)』では、パトリックの妻で『プリティ・リトル・ライアーズ』のスペンサー役で知られるトローヤン・ベリサリオと夫婦共演を果たしている。

『The Right Stuff』の他のキャストや放送日などが発表され次第、続報をお届けしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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パトリック・J・アダムス
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