『フルハウス』シリーズ継続を願うジョン・ステイモス、"妻"の裏口入学騒動についても語る

人気コメディドラマ『フルハウス』、そしてその30年後を描く『フラーハウス』で、ジェシー"おいたん"を演じているジョン・ステイモス。最終章となるシーズン5で続編も幕を閉じることはお伝えした通りだが、ジョンはまだこのストーリーが続いていくことを願っているという。米Deadlineが報じている。

『フラーハウス』のプロデューサーも務めるジョンは米ETのインタビューで、これで『フルハウス』シリーズは終わるのかと聞かれて以下のように語った。「(オリジナルの)『フルハウス』の前に何があったかに興味があるんだ。この作品にはまだまだエネルギーが溢れている。この作品で幸せになったという人もたくさんいるから、そんな簡単に終わりにはならないし、そうさせたくないと思っているよ」オリジナルの前日譚についての希望を述べたジョンだが、大学の不正入学に関与し米検察当局から訴追されている共演者のロリ・ロックリン(ベッキー役)の状況については"難しい"と答えている。

訴追の3か月後に撮影が始まったシーズン5にロリは出演していないが、ジョンはこのことを踏まえてコメントを発した。「僕はまだ(シーズン5に)出演していないし、話題に出てきていないから、今週あたりにどうなっているのか聞いてみようと思っているよ。この件について発言するのは、もう少し待つつもりだ。製作側にとってだけではなく、関係者全員にとって難しい状況だからね」

この一連の騒動は、ロリをはじめとする富裕層が偽の慈善団体に謝礼金を支払うことで、米大学進学適性試験であるSATやACTでの替え玉受験などの不正を行い、子どもたちをスタンフォード大学やイエール大学といった名門校に入学させていた事件だ。ロリはファッションデザイナーの夫モッシモ・ジャヌリと共謀し、娘二人を南カリフォルニア大学に入学させるために、同校ボート部でのスカウト入学を装い合計50万ドル(約5560万円)を支払ったと伝えられている。裁判では無罪を主張しているロリたちからは、正式なコメントなどはまだ発表されていない。

また、3月23日に開催されたキッズ・チョイス・アワードでは、『フラーハウス』のD.J.役のキャンディス・キャメロン・ブレとステファニー役のジョディ・スウィーティンが、ロリへのメッセージと思われるようなスピーチを行っている。「たくさんの心があるところには、たくさんの愛もあります。そして愛がある家族は、何があっても結束して困難な時もお互いを支え合って励まし、どんなに大変でも側にいてお互いのために祈ります。また愛に溢れた家族は団結して、順調な時を祝うのです」

そんなロリは今回のスキャンダルを受け、米The Hallmark Channelの時代劇ドラマ『When Calls the Heart(原題)』と、同局のTV映画シリーズ『Garage Sale Mysteries(原題)』も解雇されている。ロリの今後もだが、ジョンの願う『フルハウス』の前日譚も気になるところだ。

Netflixにてシーズン1~4が独占配信中の『フラーハウス』。最終となるシーズン5は、全18話構成で前半9話、後半9話というスケジュールで配信予定。今後も新情報が分かり次第、お届けしていきたい。

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『フラーハウス』