リブート版『Lの世界』に『GRIMM』のあの人が出演!

ロサンゼルスに住むレズビアンのライフスタイルを大胆に描き、大ヒットしたLGBTQドラマ『Lの世界』。その続編シリーズとなる『The L Word: Generation Q(原題)』が製作されることは当サイトでもお伝えしてきたが、この新作に登場する新たなキャスティングが発表された。米TV Lineなど複数のメディアが報じている。

今回加わるのは、グリム童話の世界をモチーフに物語が綴られるダーク・サスペンスドラマ『GRIMM/グリム』(以下『グリム』)シーズン3と4で、通称トラブルと呼ばれていたテレサ・"トラブル"・ルーべル役のジャクリーン・トボーニ。シカゴで暮らす多様な現代人の姿を、恋愛やセックス、テクノロジー、カルチャーなどを通して描くコメディドラマ『easy イージー』にも出演している注目の女優だ。

実はジャクリーンは、『GRIMM』の製作総指揮を務めるジム・カウフが、ミシガン大学の脚本クラスで話をするため訪れた際クラスに在籍していた学生で、カウフにその演技力を見出され俳優デビューしたという。サンフランシスコの大手劇団アメリカン・コンサバトリー・シアターのユースコースで演劇を学んでいたが、実際プロの役者として活動したことはなかったそうだ。そんな幸運なきっかけで俳優デビューのチャンスを掴んだジャクリーンが『The L Word: Generation Q』で演じる役は、チャーミングだがうっかり者のアシスタント、フィンリー。信仰心に篤い家族に育ったため、自分の性的嗜好で悩むというキャラクターだ。

先日発表となった新キャラクター二人のうち、シスジェンダー(生まれた時に診断された身体的性別と自分の性自認が一致していること)のダニを『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』のアリアンヌ・マンディが演じる。ダニはパワフルで計算高い広報の責任者で善悪の概念を試される状況におかれている。

また、ソフィーというテレビプロデューサーで、自分のことよりも人のことを優先させてしまいがちな心を閉ざした女性を演じるのは、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のロザニー・ザヤス。

続編はオリジナル版の舞台となったロサンゼルスのウエストハリウッドではなくイースト・ロサンゼルスへ場所を移し、現代のLGBTQの世界を反映させる内容になるといわれている。オリジナル版でクリエイターを務めたアイリーン・チェイケンもプロデューサーとして参加し、シリーズのキャスト、ジェニファー・ビールス(ベット・ポッター役)、レイシャ・ヘイリー(アリス・ピエゼッキー役)、キャサリン・メーニッヒ(シェーン・マッカチョン役)が製作総指揮に名を連ねるだけでなく出演もする。

全8話構成の『The L Word: Generation Q』は、今夏にロサンゼルスで撮影スタート予定。(海外ドラマNAVI)

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