スティーヴン・キングが「ザ・スタンド」ドラマ版の新たな結末を執筆!キャスト4人も決定

ホラーの帝王と呼ばれるスティーヴン・キングの1978年の同名小説が原作となる新作ドラマ『The Stand(原題)』。本作の主要キャストが判明し、またドラマ化にあたりキングが自ら新たな結末を執筆することも明らかになった。米Entertainment Weeklyなどが報じている。

米CBSの動画ストリーミングサービスCBS All Accessにて配信予定のリミテッドシリーズ『The Stand』は、カリフォルニアにある米軍の細菌兵器研究所が舞台。そこで実験されていたあるウイルスが流出し、研究所を抜け出した門番によって世界に広まってしまう。感染率99%という恐るべきウイルスの蔓延によって多くの人が死んだ世界で、人間の善と悪が入り乱れる。そんな中、108歳のマザー・アバゲイルと彼女の周りの生き残った人たちに人類の運命がかかってくる...というストーリーだ。

このほど、CBS All Accessは物語のカギを握る主要キャスト4人を発表した。

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1人目は、『X-MEN』シリーズのスコット/サイクロプス役や『魔法にかけられて』のエドワード王子役などで知られ、近年は米HBOの『ウエストワールド』やNetflixの『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』などドラマでも活躍しているジェームズ・マースデン。彼が演じるスチュー・レッドマンは、ウイルスへの免疫を持つ労働者階級の男性で、生存者たちを牽引する存在になる。

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2人目は『リリーのすべて』『アクアマン』といった話題作への出演が続くアンバー・ハード。彼女が演じるナディーン・クロスは、スチューが対立する"闇の男"ランダル・フラッグに忠誠を強いられているという役どころだ。

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3人目は、ジョン・バーンサル(『Marvel パニッシャー』)主演のサスペンス映画『スウィート・ヘル』に出演したほか、今後公開・放送される映画・ドラマが複数控えているオデッサ・ヤング。彼女が演じるフラン・ゴールドスミスは、"闇の男"の奥に潜む悪の存在を認識するなど、先見性を持った妊娠中の女性だという。

4人目は、『ティーン・ウルフ』『13の理由』などのドラマに端役で出演し、来年公開予定の『X-MEN』シリーズのスピンオフ映画『The New Mutants(原題)』ではミュータントのサンスポット役に抜擢されたヘンリー・ザガ。彼が演じるニック・アンドロスは、賢く、他人の安全のために自分がリスクを負うことも厭わない聴覚障害者の青年だ。

キングのファンにとって何よりも興味深いのは、今回のドラマでは原作者によって小説とは異なる結末が描かれることだろう。さらに生存者に何が起こったのか、小説では知ることのなかった新たな事実も明らかになるという。キングは1994年に米ABCで制作された全4話の同作のミニシリーズでも自ら脚色を手掛けていた。米Deadlineによれば、キングはあるインタビューで小説版の結末に満足していないと話していたそうで、今回のドラマ版でリベンジを決意したようだ。また、キングに加えて、長年にわたって本作の映像化を進めていたジョシュ・ブーン(『ハッピーエンドが書けるまで』『きっと、星のせいじゃない。』)、そしてベンジャミン・カヴェル(『JUSTIFIED 俺の正義』『SEAL Team/シール・チーム』)も脚本を担当する。(海外ドラマNAVI)

Photo:

ジェームズ・マースデン
(C)FAM008/FAMOUS
アンバー・ハード
(C)FAM020/FAMOUS
オデッサ・ヤング
(C)NYKC/FAMOUS
ヘンリー・ザガ