人気リーガルドラマ『グッド・ワイフ』のイーライ・ゴールド役で知られるアラン・カミングが主演する米CBSの犯罪捜査ドラマ『インスティンクト -異常犯罪捜査-』が、シーズン2で打ち切られることが明らかとなった。関係者がキャンセルについてコメントを発している。米Deadlineが報じた。
『インスティンクト』は、米ベストセラー作家で『ZOO -暴走地区-』『コレクター』『スパイダー』といったドラマや映画の原作者でもあるジェームズ・パターソンの小説をドラマ化したシリーズ。元CIAのディラン博士(アラン)とニューヨーク市警のリジー(ボヤナ・ノヴァコヴィッチ『デビル』)がコンビを組み、異常犯罪を捜査する姿がスタイリッシュかつコミカル描かれる。
2018年3月からシーズン1の放送が始まると、わずか2カ月でシーズン2への更新が決定した本作だが、シーズン1では1000万人を数えることもあった視聴者数がシーズン2に入ると400万人に達さず、CBSはシーズン3への更新を保留にしていた。そして、ノア・ワイリー(『ER 緊急救命室』)主演ドラマ『The Red Line(原題)』、米軍を舞台にした新作ドラマ『The Code(原題)』、犯罪アクションドラマ『Ransom(原題)』に続き、キャンセルされることが決定してしまった。
『インスティンクト』でクリエイターを務めるマイケル・ローチは、「『インスティンクト』が、シーズン3に更新されないというニュースを伝えるのは悲しい。(現地時間の)8月25日に放送される、シリーズ最後を飾るシーズン2の最終話はパワーが倍増だ。私が望んだ以上にディランとリジーを体現してくれたアランとボヤナに感謝したい」と自身のTwitterでキャンセルを発表。
自身も同性愛者であるアランは自身のInstagramに、「大手TV局で初めてゲイの主役を演じられたことを誇りに思っている。『インスティンクト』のおかげで何百万人もの人が同性婚が描かれるのを目にするだろう。その過程で多くの人が考えを改めて心を開いてくれることを願っている」と投稿し、画期的なキャラクターを演じられたことに感謝の意を示している。
そしてリジー役のボヤナは、「すごく残念だけど、一つのドアが閉じたら他のドアが開くものよ...、なんてやっぱり言いたくないわ。だって本当にガッカリしたから。ファンと素晴らしいキャストとスタッフに愛を。みんな、素晴らしい2年間をありがとう」とツイートしている。
WELL THIS SUCKS BALLS. But when one door closes another... actually fuck that. This sucks balls. Love to all our fans and the most incredible cast and crew. Thank you all for an incredible two years. @Michael_Rauch @Alancumming @CBSTweet @CBSTVStudios @TVdub https://t.co/80QDAJvbTy
— Bojana Novakovic (@bojnovak) August 16, 2019
(海外ドラマNAVI)
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『インスティンクト2 -異常犯罪捜査-』
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