『フレンズ』あのキャラクターが退場させられるところだった!

1994年から10シーズンにわたり米NBCで放送されたシットコム『フレンズ』。放送終了から15年経った今でも人気の衰えない本作で、あのキャラクターがもう少しで退場させられるところだったことが明らかとなった。英Digital Spyが報じている。

90年代のポップカルチャーに詳しい作家ソウル・オスターリッツによる、『フレンズ』について綴られた著書「Generation Friends」で、レイチェル・グリーンを演じたジェニファー・アニストンが降板に追い込まれそうになっていたことが明かされていたという。

なんでも、『フレンズ』に出演し始めた当時、ジェニファーは米CBSの新作コメディドラマ『Muddling Through(原題)』のエピソードを数話撮影済みで、このシリーズが成功したら、『フレンズ』からジェニファーを退場させなければならない可能性があったとのこと。

そこで、NBCは『Muddling Through』が人気番組にならないよう、同時間帯に視聴率を稼げることで知られている作家ダニエル・スティール原作のTV映画を放送。その結果、CBSの新作ドラマの視聴者になりそうな人々がNBCのTV映画に切り替えたためか、『Muddling Through』の視聴率は伸び悩み、最終的にシリーズはキャンセルに...。こうして、ジェニファーはレイチェル役で続投し、『フレンズ』は米ドラマ史に名を刻む大ヒットシリーズになったというわけだ。

今年で放送開始から25周年を迎える『フレンズ』は、9月下旬に選りすぐりの12話がアメリカの一部の劇場で公開される予定。そのエピソードに加えて未公開映像や秘蔵インタビューなども盛り込まれるとのことで、ファンにとっては嬉しいイベントとなりそうだ。

また、8月から9月にかけてイギリスで開催されるファンイベント「Friendsfest」では、シリーズに登場するジョーイとチャンドラーのアパートや、キャストが集まるカフェ「セントラル・パーク」などのセットに加えてシリーズにまつわる屋台なども立ち並び、数々の催し物も楽しめるそうだ。

そして、日本でもイベントが開催される。レアアイテム満載のアニーバーサリー仕様ブルーレイBOX発売のほか、人気エピソード投票&記念上映会の実施、またお馴染みのカウチ&テーブルが来日する。(海外ドラマNAVI)

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『フレンズ』
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