1970年代を舞台に、連続殺人鬼のプロファイリングに挑む二人のFBI捜査官の姿を描いた本格スリラーのNetflixオリジナルドラマ『マインドハンター』。シーズン1に続き、8月半ばより配信中のシーズン2にも若き捜査官ホールデン・フォード役で主演しているジョナサン・グロフが、同作ともう一つの作品の掛け持ちで大変だったことを明かした。英Telegraphが報じている。
『Glee/グリー』のジェシー役や『Looking/ルッキング』のパトリック役でおなじみのジョナサンは、ブロードウェイミュージカル『春の目覚め』でトニー賞にノミネートされたこともある実力派。好青年の印象が強い彼は、"トウモロコシを食べて育った、中西部出身の真面目で危険な男。病的な猟奇殺人犯と会話をすることで人生の意味と目的を見出そうとしている"と分析した『マインドハンター』のホールデンを演じる上で、あることに苦労したそう。同作の製作総指揮・監督を務めるデヴィッド・フィンチャー(『セブン』『ゾディアック』)から、「カメラが回ってるよ。ジョナサン、まだ君は笑ってる。笑うのをやめて。ほら、まだ笑ってる」と、なかなか顔から笑みを消せないことを何度も注意されていたと明かした。
そんなジョナサンは、大ヒットしたディズニーアニメ映画『アナと雪の女王』のクリストフの声優としても知られ、『マインドハンター』のシーズン2をアメリカ北東部のピッツバーグで収録していた時、『アナと雪の女王』シリーズ2作目にも参加していたという。「夢のようだったよ。『マインドハンター』で(1960年~1970年代に実在したカルト集団の指導者で連続殺人事件を起こした)チャールズ・マンソンに会って話して、その後すぐに車でニューヨークに向かって、吹雪の中にいるふりをしてディズニーソングを歌っていたんだからね」
ダークな『マインドハンター』と明るい『アナと雪の女王』の二役を同時にこなしていたジョナサンだが、もともとの明るい性格もあって撮影中も笑顔が止まらなかったようだ。そんな彼は、鬼才フィンチャーについてこう語る。「デヴィッドは、誰が正しいとか正しくないとかいう話題には興味がないんだ。とにかくいろんな視点で同時に物事を見ることが好きなんだよ。だから、仕事をしても楽しいし、作品も素晴らしいものになる」
『マインドハンター』シーズン2は、1979年から1981年にかけてジョージア州アトランタで実際に起きた黒人少年連続誘拐殺人事件について描く。ジョナサンの共演者は、ホールデンとコンビを組む中堅の特別捜査官ビル・テンチ役にホルト・マッキャラニー(『CSI:マイアミ』)、心理学専門の大学教授ウェンディ・カー役でアナ・トーヴ(『FRINGE/フリンジ』)など。
Netflixオリジナルドラマ『マインドハンター』シーズン1~2はNetflixで配信中。ジョナサン演じるクリストフをはじめ、前作のキャラクターが再び集結する『アナと雪の女王2』は11月22日(金)公開予定。(海外ドラマNAVI)
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『マインドハンター』シーズン2
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『アナと雪の女王2』
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