ドラマ版『ロード・オブ・ザ・リング』、シーズン1配信前にシーズン2へ更新

J・R・R・トールキンの長編小説「指輪物語」を実写化した大ヒット映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ。その前日譚となる米Amazonで製作が進められているドラマ版『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』が、シーズン1のお目見えする前に、シーズン2へ更新されることが明らかになった。米Deadlineなどが報じている。

現在、映画版と同じくニュージランドで撮影が始まっている本作に関して、Amazonスタジオのジェニファー・ソークがシーズン2の製作がすでに進行していることを公にした。

本作は、2017年11月にAmazonがドラマ版の製作権利を獲得。スピンオフの可能性を含む複数シーズンの製作が決定し、1シーズンだけで1億ドル~1億5000万ドル(約108億円~162億円)は下らない超大作になるとも言われている。

本作は現在、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』や『インポッシブル』の映画監督として知られるJ・A・バヨナがメガホンを取っているシーズン1の第1話と2話の撮影の後、4~5カ月製作を中断している。パイロット版や2話目の後に撮影を中断することはドラマ製作では通常のタイムラインで、その間に脚本家やプロデューサーらが出来上がりを確認して次に進むようにするためだ。だが、普通の中断期間よりも長く時間をとったことで、シーズン2の展開なども計画に盛り込むことができたようだ。

これは映画版の監督/製作/脚本を務めたピーター・ジャクソンのストラテジーであり、『ロード・オブ・ザ・リング』のような巨額予算をかけている作品に関しては、費用を無駄にすることがないよう効率よく進めるためにこのように時間をかけてじっくり計画をしている。本作の撮影は外で行われているため、ニュージランドの冬が終わり次第、再開されるようだ。

ドラマ版は、2001年に公開された映画シリーズ第一弾の前日譚となり、サウロンの登場とそもそも指輪がどう作られたのかという経緯が語られるのではないかと伝えられ、約3400年間にわたる第二紀の物語であることが明らかになっている。

キャストには、映画『メイズ・ランナー』シリーズや『レヴェナント:蘇えりし者』などで知られる英国出身のウィル・ポールター、オーストラリア出身の新鋭女優マルケラ・カヴェナー、そして『アンダー・ザ・ウォーター』や『リッパー・ストリート』のジョゼフ・マウルが名を連ねている。

脚本とショーランナーには、映画『スター・トレック』シリーズの次回作を担当する二人、ジョン・D・ペインとパトリック・マッケイ。また、米HBOの大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』で全8シーズンにわたって脚本を手掛けてきたブライアン・コグマンもコンサルティング・プロデューサーとして参加する。

早くも2シーズン楽しめることがわかった『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』。シーズン1は、2022年9月2日(金)よりAmazon Prime Videoで独占配信開始。(海外ドラマNAVI)

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映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズより (c)GIG/FAMOUS