【イッキ見必至ランキング】いま最もイッキ見されている10作品 ダントツ1位は意外なNetflix作品

時が経つのを忘れてのめり込んでしまう海外ドラマの世界。"イッキ見(Binge Watching)"してしまうシリーズは、それだけ良質なドラマという証でもある。ドラマファン向けの情報・レビューアプリを提供している米TV Timeは、視聴者が思わず一気に観てしまった作品を毎週「ビンジ・レポート」の形で発表している。10月下旬から11月上旬にかけての週のレポートは、新着の1位作品が他作を大きく引き離して圧勝となった。なお、かっこ内は現時点の日本での視聴方法を示している。

♦︎10位:『LUCIFER/ルシファー』(Netflix)
魔界の番人であるはずの堕天使ルシファーが、人間界でロス市警の殺人課の刑事とタッグ。見つめられれば誰もが真実を告白してしまうという眼力を駆使し、難事件の真相を暴き出す。最新のシーズン4では、名コンビだったクロエ刑事への信頼に揺らぎが。ロマンスとしても楽しめる超常ミステリーだ。

♦︎9位:『デイブレイク ~世界が終わったその先で~』(Netflix)
生物兵器によって終末を迎えたロサンゼルスの街は、グーリーと呼ばれる人喰いゾンビが闊歩する恐怖の世界に。恋人がまだどこかで生きていると信じる高校生のジョシュは、ギャングが支配する荒れ果てた街を今日も生き延びる。ほどよいグロさが売りのゾンビコメディ。先週と同じく9位をキープした。

♦︎8位:『ボージャック・ホースマン』(Netflix)
何もかもが予想を超えてくるシニカルなアニメ。売れっ子のコメディ俳優だったボージャックだが、20年経った今ではただのアル中の落ちこぼれに。気難しい態度の裏には、いまも変わらないピュアなハートが見え隠れする。子供向けだと思って油断していると、辛辣な展開と心に突き刺さる名言にたじろぐことに。1位だった先週からは大きくランクを落としたものの、アニメ作品として唯一のランクインとなった。

♦︎7位:『ピーキー・ブラインダーズ』(Netflix)
20世紀初頭のイギリスで、ギャング集団を率いていた若きボスのトミー。とあることから大量の銃を入手し、長年の夢であった暗黒街の掌握を目指す。腹心の部下の忠誠が揺らぎ、新聞記者が過去を嗅ぎつけ、最新のシーズン5でもギャングファミリーに波乱が訪れる。

♦︎6位:『殺人を無罪にする方法』(Netflix)
2014年から続く人気の法律サスペンス。歯に衣着せぬ物言いで自信家の敏腕弁護士アナリーズがロースクールで教える「殺人を無罪にする方法」から巻き起こるリーガル・サスペンス。証拠隠滅や偽造に脅迫...どんな手を使ってでも依頼人を無罪放免に導くその冷酷非道な辣腕ぶりを、事務所のインターンに選抜された5人の優秀な学生たちが実践を通じて学んでいく。絡み合う人間関係と殺人事件に翻弄され、自体は思わぬ方向に...。

♦︎5位:『リバーデイル』(Netflix)
一見のどかな町に潜む闇と殺人をスリリングなタッチで描いた、青春ティーン・ミステリー。友情に恋に忙しい充実の学生生活は、生徒の死亡事件を皮切りに思わぬ方向に転がってゆく。シーズン4で初めて導入したハロウィーンのエピソードが人気をさらに加速した。

♦︎4位:『グレイズ・アナトミー』(Amazon Prime Video/Hulu/Netflix)
医療現場でインターンに臨むメレディス・グレイの恋と成長の物語。彼女と職場のメンバーを中心に、生死を分ける職場での過酷な現実と医師たちの成長、そして温かなヒューマンドラマを描く。今年14年目を迎えたロングヒットドラマだ。『キリング・イヴ/Killing Eve』主演のサンドラ・オーが、親友・クリスティーナ役で出演している。

♦︎3位:『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』(Amazon Prime Video)

20191121_ikki_3.jpg『LOST』『プリズン・ブレイク』のクリエイターが仕掛ける緊迫の対テロリスト・アクション。CIAでデスクワークを担当していたジャックは、高額資金の不自然な送金パターンを発見。アメリカの崩壊を狙う新興テロ集団の存在に気づいた彼は、いつしか現場へと駆り出され、ヨーロッパと中東で展開する危険な駆け引きに巻き込まれてゆく。

♦︎2位:『フレンズ』(Hulu/Netflix)

20191121_ikki_2.jpg世間知らずのお嬢様・レイチェルと5人の友人たちが贈る全10シーズンのシットコム。すでに2004年に完結しているシリーズだが、堂々の2位となった。ピザの誤配から元妻の妊娠まで、毎話さまざまな事件が画面を賑わせる。米ワーナーメディアによる新配信サービス「HBO Max」での配信開始に伴い、アメリカでは『フレンズ』がNetflixから2020年に姿を消すことが決定している。確実に観ておきたい人は、日本でも早めにイッキ見を済ませたほうが良いかもしれない。

♦︎1位:『ユニークライフ』(Netflix)

20191121_ikki_1.jpg自閉スペクトラム症の青年が踏み出す恋と幸福への一歩。イッキ見率は10.93%と、2位のおよそ5倍を記録しており、中毒性の高さを物語る。携帯・家電情報誌の米「BGR」の記者は、名の通ったキャストが少ないことから、視聴前はさほど期待していなかったという。しかし友人の猛烈な推薦に根負けして観始めたところ大ハマり。1週間足らずで2シーズンを観終えてしまったようだ。現在は最新のシーズン3が配信中だ。

以上、いま最も観始めたら止まらない10タイトルのランキングをお届けした。続きが気になる作品ばかりなので、寝不足にご用心を。(海外ドラマNAVI)

Photo:Amazon Originalシリーズ『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』シーズン2/ 『フレンズ』© Warner Bros. Entertainment, Inc./ 『ルシファー』©John P. Fleenor/Netflix/ 『ユニークライフ』(C) Beth Dubber/Netflix