『ザ・モーニングショー』の『ギルモア・ガールズ』ジョークにクリエイターが憤慨!?

大人気シットコム『フレンズ』のレイチェル役でブレイクしたジェニファー・アニストンと、オスカー女優で『ビッグ・リトル・ライズ』のリース・ウィザースプーンが共演&製作しているApple TV+のオリジナルドラマ『ザ・モーニングショー』。本作で、2000年から7シーズンにわたって放送され、母ローレライと娘ローリーの絆を描くドラマ『ギルモア・ガールズ』(以下『ギルモア』)を話題にしたシーンがあり、その内容が『ギルモア』のクリエイターの耳にも届いて物議を醸している。

本作は、ジェニファー扮するベテランのニュースキャスター、アレックス・レヴィが司会を務める朝の情報番組『ザ・モーニングショー』で、15年来共にキャスターを務めてきたミッチ・ケスラー(スティーヴ・カレル『ザ・オフィス』)がスキャンダルにより解雇されるところから幕を開ける。アレックスはそのニュースを全国に配信すると同時に、友人(ミッチ)にかけられた疑惑を検証し、自身の契約再交渉のため局と格闘することとなるというストーリー。

問題となっている場面というのは、この情報番組の中で『ギルモア』の架空ミュージカルについて取り上げるため、レポーターが仕方なく本作を見なければならないというシーン。「だいたいローレライなんて名前、いったい何なんだよ?」とつぶやくのだ。

これに反応したのが、『ギルモア』のクリエイターであるエイミー・シャーマン=パラディーノ。Amazon Prime Videoで配信中の『マーベラス・ミセス・メイゼル』の脚本&製作総指揮としてもよく知られる彼女は、このジョークに対して次のような否定的なコメントを米TV Lineに発した。

「私は『ザ・モーニングショー』を見ないつもり。 『ギルモア』を題材にしたシーンは、いいものだとは思えないから。本当にひどいと思っていますよ。この作品から遠く離れた、良いセラピストがいるような場所に行かないといけないですね」

だが皮肉なことに、『ザ・モーニングショー』の製作総指揮であるケリー・エーリン(『ベイツ・モーテル』)は『ギルモア』の大ファンだと以前語っており、どうやらこの案は『ギルモア』愛から生まれた可能性が強そうだ。

エーリンは「娘も私も、『ギルモア』の大ファンなのです。ミュージカル版は、本当に実現の可能性があるものだと思っています。ですが、現実からかけ離れていない程度の風刺もきかせています」とインタビューにこたえていた。

本家のクリエイターは快く思っていないこのシーン。両作のファンはどう見ているだろうか。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ザ・モーニングショー』© 2019 Apple Inc. All rights reserved.