『ビバヒル』故ルーク・ペリー、SAG賞にノミネートされる

大ヒット青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』のディラン役や、青春ミステリードラマ『リバーデイル』のフレッド役で知られるルーク・ペリー。今年3月4日に52歳の若さで亡くなった彼が、SAG賞(映画俳優組合賞)にノミネートされたことがわかった。米E!Onlineなどが報じている。

現地時間12月11日(水)、アメリカ・フェレーラ(『アグリー・ベティ』)とダナイ・グリラ(『ウォーキング・デッド』)が、2020年のSAG賞ノミネーションを発表した。ルークはその中で、遺作となったクエンティン・タランティーノ監督による映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で、他のキャストたちと共にアンサンブル演技賞にノミネートされた。

ハリウッドを代表するトップスター、レオナルド・ディカプリオ&ブラッド・ピットをダブル主演に迎えたこの映画では、彼ら二人もそれぞれ主演男優賞、助演男優賞でノミネートされている。

本作は、1969年のロサンゼルスを舞台に、TVの西部劇でかつて活躍していたリック(レオナルド)と彼のスタントダブルのクリフ(ブラッド)が、ハリウッドで生き残るためにもがき奮闘する様子が描かれる。ルークはその中で、西部劇を中心に活躍していた俳優、ウェイン・モウンダーを演じている。

TVドラマでの活躍のみならず映画にも出演していたルークだが、実はアワード関係には生前縁があまりなく、ピープルズ・チョイス・アワードに2度ノミネートされたことはあったが、今回初めて大きな賞でのノミネーションとなった。

同映画で、レオナルドとルークと同じシーンで共演し、同じくアンサンブル演技賞にノミネートされている子役のジュリア・バターズ(『ファミリー・マン ある父の決断』)は、ルークについての思い出として以下のように語っている。

「父親のような人でした。ロケの最中のことですが、岩場を下っていくと魚に餌をあげられる場所があったんです。そこで私は花の模様がついた陶器を見つけ、それをルークにあげたんです。彼は、"ああ、すごく綺麗だ! 一生大事にするよ"と言ってくれました。最後にルークに会ったのは、それから1年経った打ち上げパーティでした。彼に呼ばれて行ってみたら、ポケットからその陶器を出して、"言っただろう、一緒大事にするって"と言ってくれたんです。本当に素晴らしい出来事でした」

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"I love you Luke. I will miss you forever."

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亡くなってからのノミネーションは残念でもあるが、彼の功績が認められたことはファンにとっても家族にとっても嬉しいことだろう。第26回SAG賞は、現地時間2020年1月19日(日)に開催される。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、2020年1月10日(金)よりソニー・ピクチャーズにてブルーレイ&DVDセットを発売開始。それに先駆けて、12月25日(水)よりデジタル先行配信がスタートする。(海外ドラマNAVI)

Photo:『リバーデイル』 © 2018 Warner Bros. Entertainment Inc. & CBS Studios Inc. All rights reserved.