『ダウントン・アビー』リリー・ジェームズ、新作ドラマで再び20世紀の貴族役に!

英ITVの大ヒットドラマ『ダウントン・アビー』で演じたグランサム伯爵のいとこの娘であるローズ・マクレア役で注目されたリリー・ジェームズが、英BBC Oneの新作ドラマでも20世紀の貴族の娘を演じることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

リリーが出演するのは、1945年に出版されたナンシー・ミットフォードによるコメディタッチの小説「愛の追跡」(彩流社刊)のドラマ版。本著は、上流階級の英国人家族について描く3部作の1作目となり、自らも男爵を父に持ち上流階級で育ったミットフォードの自伝的小説と言われる同作と2作目「Love In A Cold Climate」を元にしたドラマが1980年にITVで、2001年にBBC Oneで作られている。

第一次・第二次世界大戦の時代を舞台に上流階級の英国人家族を描くシリーズは小説と同じく3部から成り、 富裕層とエキセントリックな登場人物の間で繰り広げられる恋愛模様や人間的な成長が描かれる。

ラドレット家を中心に描くシリーズの主要キャラクターは、最も美しくて気まぐれなリンダ・ラドレットと、その従妹姉のファニー・ローガン。リンダとファニーは愛と結婚を求めて理想的な相手を探しているが、ファニーが安定した生活に落ち着くにつれ、リンダは自分の心に従いワイルドで型にはまらない冒険をするようになるとのこと。リリーはリンダを演じる。

ドラマ版で脚本・監督を務めるのは、米HBOの社会派ドラマ『ニュースルーム』のマック・マクヘール役や『メリー・ポピンズ リターンズ』のジェーン・バンクス役で知られるエミリー・モーティマー。弁護士であり脚本家でもあった父ジョン・モーティマー(『ジョンとメリー』『ムッソリーニとお茶を』)の影響か女優として活動している彼女だが、近年は主演ドラマ『Doll & Em(原題)』で企画・脚本・製作を手掛けるなど、カメラの後ろへも活動の場を広げている。

リリーは、『ダウントン・アビー』終了後に実写版映画『シンデレラ』でヒロインを演じたほか、『戦争と平和』のドラマ版、『ベイビー・ドライバー』『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』『イエスタデイ』といった話題の映画に出演している。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『ダウントン・アビー』
(C) 2010 Carnival Film & Television Limited. All Rights Reserved.