『バイス』監督、新作はLAレイカーズの栄光を描く米HBOドラマ!

ジョージ・W・ブッシュ政権で副大統領(バイス・プレジデント)を務めたディック・チェイニーを描くブラックジョークたっぷりの映画『バイス』でアカデミー賞監督賞にノミネートされたほか、リーマンショックの舞台裏を描いた『マネー・ショート 華麗なる大逆転』でアカデミー賞脚本賞を受賞したアダム・マッケイ。彼の次なるプロジェクトは、米HBOの新作ドラマで1980年代に栄光を極めたロサンゼルス・レイカーズ(以下LAレイカーズ)に関するものだという。米Deadlineが報じた。

マッケイが取り組むプロジェクトとは、ジェフ・パールマンによる著書「Showtime: Magic, Kareem, Riley, and the Los Angeles Lakers Dynasty of the 1980s(原題)」を元にしたタイトル未定のミニシリーズ。1980年代を象徴する存在だったLAレイカーズのスポーツ面での成功と選手たちの私生活を追う内容になるとのこと。

レイカーズのオーナーであるジェリー・バス役にジョン・C・ライリー(『俺たちホームズ&ワトソン』)、選手のジェリー・ウェスト役にジェイソン・クラーク(『ターミネーター:新起動/ジェニシス』)、選手のカリーム・アブドゥル=ジャバー役に新進俳優のソロモン・ヒューズ、選手のマジック・ジョンソン役にクインシー・イザイア(『Corporate Coffee(原題』)、カナダの小説家クレア・ロスマン役にギャビー・ホフマン(『トランスペアレント』)、オーナーの娘ジーニー・バス役にハドリー・ロビンソン(『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』)、選手のノーム・ニクソン役にデヴォーン・ニクソン(『マーベル ランナウェイズ』)ほか。

マッケイがパイロット版で監督を務め、脚色を担うのはマックス・ボレンスタイン(『GODZILLA ゴジラ』『キングコング:髑髏島の巨神』)。二人は、ケヴィン・J・メシック(『バイス』)、ジェイソン・シューマン(『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』)、スコット・スティーヴンス(『TRUE DETECTIVE』)らとともに製作総指揮も担う。

これまでにマッケイは、人気コメディ俳優ウィル・フェレル主演の『俺たちニュースキャスター』などを含む『俺たち』シリーズで監督や脚本を務め、コメディ色が強いマーベル映画『アントマン』でもペンを取るなど、主にコメディ作品を得意としている。(海外ドラマNAVI)

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『バイス』
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