『LUCIFER／ルシファー』ダン・エスピノーザ役ケヴィン・アレハンドロ、ファイナルシーズンを語る

2020年1月21日 2023年6月2日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

ロサンゼルスに舞い降りた悪魔ルシファーが、女刑事とタッグを組んで事件を解決していく人気ファンタジードラマ『LUCIFER／ルシファー』。ファイナルシーズンとなるシーズン5が今年Netflixで配信予定だが、まだ詳細はほとんど明かされていない状態だ。そんな中、ダン・エスピノーザ役のケヴィン・アレハンドロが終盤のエピソードについて待つ価値があると語った。

英Digital Spyのインタビューでケヴィンは、ダンにとって今シーズンは「素晴らしい旅」だったと語った。そしてケヴィンは今シーズンについて何も明かしたくなかったが、同時にファンが楽しめるようなエンディングが待っていることをほのめかした。

「最終シーズンはみんながこれを観るために闘ってきた（待ち焦がれていた）エンディングになる。僕が言えるのは本当にこれだけだよ。今シーズンは素晴らしい旅のようなものだった。だから座ってリラックスして、みんなのお気に入りの悪魔（ルシファー）と共にロサンゼルスでの最後の旅に夢中になってほしい」

またNetflixがファイナルシーズンを前半・後半に分ける選択をしたことについて、ストーリーをより良いものにしたと信じていると付け加え、「まさに僕たちが必要としていた展開になると感じているよ。僕たちは今やっと重要なポイントをはっきりさせる機会に恵まれたよ」と語った。

さらに、「それぞれのキャラクターは複雑だったから、（シーズン4の）全10話の構成はそれぞれが直面しなければならかったあらゆる曲がり道や障害物を通り抜けさせてくれたんだ。最終シーズンも同じようなにコンセプトになるよ」とファイナルシーズンの内容に触れた。

「美しさ（魅力）は視聴者が僕たちの演じるキャラクターを本当に良く知ることができて、それぞれの旅の一部になれる機会があることだと思う。キャラクターがさまざまな状況に直面するたび、視聴者はすぐに同じ気持ちになるんじゃないかな。最終シーズンがどんな終わり方をするのかをみんな（視聴者）が観てくれることを楽しみにしているよ」とケヴィンは嬉しそうに語った。

インタビューでは妻のレスリー・アレハンドロ、ダニ・デ・ジーザスと共に立ち上げた制作会社アレハンドロ・フィルムズについても触れ、「クリエイティブでいて、俳優としてこの業界にいることほど幸せなことはないんだけど、一歩踏み出してこれまで頭と心で見てきたプロジェクト（のイメージ）を自分自身で創り上げることに触発された。アレハンドロ・フィルムズは今の時代に僕たちが重要だと感じる社会問題について、芸術とエンターテイメントを融合させるため生まれたんだ。だから僕たちはジャンルを1つに絞らない。笑って泣いて怖がって一生懸命考えるのが好きだけど、一番重要で大好きなのは人々に話題を提供して彼らがそのことについて話し合うこと。だからTVや映画、ドキュメントなどの中から1つの形式に限定することもない。僕たちにとって大切なのは一番良い方法で（人々に）ストーリーを伝えることなんだ」と彼は自身の創作性について語った。

また、『LUCIFER』シーズン3第26話「昔々の物語」でエピソードを監督したケヴィンは、さまざまな視点からストーリーを伝えるために舞台裏（スタッフ）がマイノリティーであることが重要であると付け加え、この要素がハリウッドにはまだ欠けていると言う。

「素晴らしい（映画・ドラマなどの）ストーリーは共感できるものであるということ。ハリウッドではあまりにも長い間これらのストーリーは誰が舞台裏（スタッフ）でいるかに応じて、特定の声（白人）のみに限定されてたんだ」と説明し、「今がそのストーリーを変える時。アレハンドロ・フィルムズはアーティストやクリエイター、エンターテイナー、活動家などさまざま人種で構成されていて、物事を少しずつ変えることに尽力しているよ。僕たちが確信していることの一つは社会のあらゆる面、特に僕たちの業界ですべての声を聞いて本当に多様性を受け入れるとき世界がより良い場所になるということ。多様性はとても大事なんだ！　僕たちのプロジェクトでは、キャラクターと彼らのストーリーを確実な方法で表現するだけでなく、僕たちを繋ぐものが僕たちを分けるよりもはるかに大きいことを世界に気づかせたいと思ってるよ。」とケヴィンは熱く語った。