新たな『SATC』!?『恋人までの距離』ジュリー・デルピーが仏米合作でドラマ界進出

恋愛映画『恋人までの距離(ディスタンス)』や『トリコロール』3部作で知られるフランス人女優のジュリー・デルピーが、NetflixとCanal Plusが製作する『On the Verge(原題)』でドラマシリーズに初出演することが明らかとなった。

『On the Verge』は、ロサンゼルスに暮らす40代の女性グループが送る独身ライフや複雑な恋愛関係が描かれる。数年前からジュリーが温めていたというこの企画は、フランスの大手ケーブル局Canal Plusと、パリを拠点にした製作会社The Film TV、そしてNetflixがタッグを組んで英語で製作されるとのこと。

パリ生まれだが、ニューヨークの大学に通い、ロスやロンドンで暮らしているジュリー。この新プロジェクトで主演・クリエイターを兼任する彼女は、本作が40代女性が抱かれがちな先入観を打ち砕く作品になるだろうと、2016年に受けた米Varietyのインタビューの中で語っていた。「40代の女性は平穏に過ごしているように思われがちだけど、現実は違うわ。だから、今までに誰も目にしたことがないような40代女性を見せたいの。彼女たちが男性やセックス、恋愛について話す時に、いかに赤裸々でクレイジーになるかを描きたいのよ」とコメントしている。ニューヨークを舞台に4人の女性の恋愛と友情を描いて大ヒットした『SEX AND THE CITY』を彷彿とさせたものになるかもしれない。

ジュリーは女優として活躍するだけでなく、『パリ、恋人たちの2日間』などでは監督・脚本・制作・編集・作曲も担当しているマルチタレント。『恋人までの距離』の続編となる『ビフォア・サンセット』『ビフォア・ミッドナイト』では、監督のリチャード・リンクレイター、共演者のイーサン・ホークとともに脚本にも携わり、アカデミー賞脚色賞にノミネートされた。フランスやヨーロッパ、ハリウッドの作品をバランス良く選びながら出演して活躍している。(海外ドラマNAVI)

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ジュリー・デルピーとイーサン・ホーク
(C)Hubert Boesl/FAMOUS