『LOST』『ホワイトカラー』『デス妻』20作品以上の配信権をAmazon傘下のIMDb TVが獲得

映像作品の巨大データベースといえば、米Amazon傘下の「IMDb(インターネット・ムービー・データベース)」が有名だが、IMDbも近年の配信ブームにのって2019年1月より配信サービスを提供している。そんな本サービスが、なんと過去の20作品以上もの配信権を獲得した。米Deadlineが報じている。

以前は、Freediveという名前だったIMDb TVは、広告支援型の無料で配信。今回獲得した作品の一部には、『デスパレートな妻たち』『アンジェラ 15歳の日々』『ホワイトカラー』『ザ・グレイズ ~フロリダ殺人事件簿』『LOST』『マルコム in the Middle』『アリー・myラブ』などがある。

今年で『LOST』の最終話から10年となるため、北米では今年の5月1日に同作の全121話が、そして4月1日からは『アリー・myラブ』、6月1日には『マルコム in the Middle』がIMDb TVにて配信スタートする。

その他の獲得作品には、『アーミー・ワイフ』『ボストン・リーガル』『グレイスランド 西海岸潜入捜査ファイル』『L.A. LAW/7人の弁護士』『ライ・トゥー・ミー 嘘の瞬間』『プライベート・プラクティス』『リベンジ』『ロズウェル/星の恋人たち』『ザ・ユニット 米軍極秘部隊』などがある。

米国内では、IMDb TVのような広告支援型の配信サービスは、米NBCが手がけ4月にサービス開始する「Peacock」や、Pluto TV、Tubi TV、Crackleなどもある。

昨年独自のサービスを開始したディズニーのDisney+が、たった3カ月で米国内において2860万もの会員を獲得したニュースの直後に、このIMDb TVの件が報じられた。ディズニーの方は、広告型ではないため、会費が必要だ。

現時点では、IMDb TVの親会社であるAmazonのAmazon Prime Videoとの相互サービスはできていない。ますます多様化する配信サービス。だが広告が入っても、無料で昔の作品が気軽に見られるのは視聴者にとってはありがたいことだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『LOST』(c) Touchstone Television