2017年のスリラー映画『スウィート・ヘル』や、イラク戦争から帰還した兵士を巡る実話を描く『告発のとき』などに出演したジョナサン・タッカー。彼が、SFサスペンスドラマ『FRINGE/フリンジ』の脚本家が手掛けるTVドラマ『Debris(原題)』で、『NCIS ネイビー犯罪捜査班』のスピンオフ『NCIS:ニューオーリンズ』に登場したあの人気キャラクターを演じた女優とバディを組むことが明らかになった。米Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。
J・J・エイブラムスが製作総指揮を努め人気を博した『FRINGE』や近未来SFクライム・アクション『ALMOST HUMAN / オールモスト・ヒューマン』の脚本家であるJ.H.ワイマンによると、ドラマ『Debris(原題)』は二人のエージェントを中心に物語が展開するという。破壊されたエイリアンの宇宙船の残骸が人類に及ぼすミステリアスな影響を調査するため、出身も考え方も全く異なる二人が反発しあいながらも力をあわせて様々な奇妙な出来事を追跡していく。
エージェント役でジョナサンとバディを組むのは、『NCIS:ニューオーリンズ』でプライド(スコット・バクラ)の友人で元軍曹のシドニーを演じた英国出身の女優リアン・スティール。シドニー役は当初、シーズン1から出演していたソーニャ・パーシー捜査官役シャリータ・グラントのシーズン4での降板をうけ、代わりにレギュラー出演するものと思われていたが、結局シーズン4の4話に登場しただけにとどまっていた。出番は少なかったが視聴者からの人気が高く、その再登場を望む声が多く聞かれたキャラクターだ。
『Debris』でジョナサンは、頑固だが頭の回転の速いCIA所属のブライアン・ベネヴェンティを演じ、リアンは真面目で規則厳守のMI6所属のフィノラ・ジョーンズに扮する。
ジョナサンは2014年から2017年にわたって公開されたカリフォルニア州のMMAジムを舞台にした米ドラマ『Kingdom(原題)』に、ニック・ジョナス演じるネイトの兄ジェイ役で全3シーズンにわたって登場。2015年に犯罪アクションドラマ『JUSTIFIED 俺の正義』でブーンを演じたほか、米HBOの衝撃作『ウエストワールド』にクラドック少佐役で出演。麻薬の売買に関わる人々を描く『スノーフォール』やケヴィン・ベーコン主演の刑事ドラマ『City on a Hill(原題)』でもキャストに名を連ねるなど多くのドラマで活躍している。2月21日(金)より全国公開予定の映画『チャーリーズ・エンジェル』にも出演する。
ワイマンは本作で、2014年にトム・クルーズ主演で公開された映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の製作に携わったジェイソン・ホッフスと共に脚本と製作総指揮を担当する。SFドラマを担当してきた制作陣というだけあり、本格的なSF作品を期待できそうだ。
ジョナサンとリアンのタッグが楽しみな『Debris』は、2020年から2021年にかけて米NBCで放送予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:ジョナサン・タッカー© Faye S/Famous 『NCIS:ニューオーリンズ』 TM & © 2017 CBS Studios Inc. CBS and related logos are trademarks of CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.