核戦争から100年後の地球を舞台に、人類の存亡のために100人の少年少女が繰り広げるサバイバルを描いた米CWの人気ドラマ『The 100/ハンドレッド』。同作はシーズン7を持って終了することが決定しているが、そのファイナルシーズンのバックドアパイロット版エピソードとしてスピンオフがお披露目されることが明らかになった。米Deadlineが伝えている。
タイトル未定のこのスピンオフは、本編から97年前に遡った世界の終わりを描いた前日譚。核が地球上の人類を滅亡させた時に、生き残ったわずかな人間たちが終末を迎えたこの世で命をかけ危険に立ち向かい、新たなより良い世界を一から作り出そうとする姿が描かれる。
出演者には、アイオラ・エヴァンズ(『カーニバル・ロウ』)、エイデイン・ブラッドリー(『リバーデイル』)、レオ・ハワード(『フリーキッシュ 絶望都市』)といった若手俳優たちの名前が発表された。
アイオラが演じるキャリーは、自分の信念のために期待から目を背けて何年も過ごしてきた、賢く情熱的だが反抗的なキャラクター。しかし、救おうとしていた世界が終わりを迎えた時、彼女は残った人類すべてのために新しい目的と未来を見つけなければならなくなる。
エイデインは、真面目で頑固なリーズを演じる。彼は妹のキャリーと常にライバル関係にある。だが自分の価値を証明できるチャンスが到来した時、彼は最終的にトップに立つためどの道を進むべきか判断しないといけなくなる。そしてレオは、オーガストという名の反抗的で情熱的なミュージシャンを演じる。オーガストはいかなることがあっても地球を救うという使命を持つ環境団体のメンバーだ。この世が終わりを迎えた後、今まで人生をかけてきたことが全てなくなってしまったのにどうやって生きていくのかを考えなければならない。
このバックドアパイロットがシリーズ化されたら、アイオラとエイデインはこのスピンオフ版のレギュラーとなる予定だ。本スピンオフも、本編と同じくクリエイターのジェイソン・ローゼンバーグが手がけることになっている。
"The 100" Prequel: Iola Evans, Adain Bradley & Leo Howard Cast In CW Backdoor Pilot https://t.co/ywgRUaMKu3 pic.twitter.com/wzQIwOab8D
-- Deadline Hollywood (@DEADLINE) February 12, 2020
新鋭のアイオラはスコットランドのダンス、音楽、演技などの名門校出身。ドラマ『カーニバル・ロウ』へのゲスト出演だけでなく、最近ではナショナル・シアターのワークショップ演目「The Ocean at the End of the Lane(原題)」で主人公を演じた。エイデインは、主演した『Wrong Turn: The Foundation(原題)』という映画の撮影を終えたばかりで、その他にはNetflixのコメディシリーズ『オール・アバウト・ワシントン』にも出演している。カリフォルニア出身のレオは、少林流空手の黒帯で、世界チャンピオンのもと最年少で指導をしてもらっていた経歴の持ち主。その特技もありディズニーXDのコメディ『とび蹴り アチョ~ズ!』や、Netflixで配信中の『コナン・ザ・バーバリアン』でジェイソン・モモア扮するコナンの子ども時代を演じたキャリアもあり、その他にも『レガシーズ』などのTVドラマにも出演している。
キャス・モーガンによるヤング・アダルト小説をドラマ化した『The 100』は、このスピンオフのキャラクターも登場する全16話のシーズン7が最終シーズン。放送日は現時点では発表されていない。『The 100/ハンドレッド』は、日本ではNetflixにてシーズン1から6が配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:(左から)アイオラ・エヴァンズ、エイデイン・ブラッドリー、レオ・ハワード