『キャプテン・マーベル』、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』など、大ヒット映画で活躍しながら、『ピウス13世 美しき異端児』でTVシリーズにも出演しているジュード・ロウが、『ジョジョ・ラビット』で本年度アカデミー賞脚色賞を受賞したタイカ・ワイティティとタッグを組み、新たなTVドラマの企画を進めていることがわかった。
米Deadlineによると、ジュードが主演する新作は、1エピソードが30分となる米Showtimeのリミテッドシリーズ『The Auteur(原題)』。タイカは監督としてパイロット版のほか、都合がつけば数話でメガホンを取る予定で、ピーター・ウォーレン(『Ghost Team(原題)』)とともに脚本も務める。彼ら二人に加えて、ジュードも製作総指揮に名を連ねる。
本作は、ジェームズ・カラハン&リック・スピアーズ著の同名グラフィックノベルをベースにした作品とのこと。ジュードが演じるエキセントリックな"作家"の視点からハリウッドを風刺した物語が語られるという。
だが、まもなくジュードが出演する『ファンタスティック・ビースト』シリーズ第3弾の撮影が始まることに加え、タイカは今年の後半から制作開始予定の『マイティ・ソー』シリーズ第4作で監督を務めるため、新作がいつから始動するかは不明だ。
ジュードは年始から大活躍。『ピウス13世』の続編となる『The New Pope(原題)』が米HBOにて放送(1月10日~2月7日)されたほか、ブレイク・ライヴリー(『ゴシップガール』)と共演しているミステリー映画『The Rhythm Section(原題)』が全米で公開中。さらに、主演を務めたスリラー映画『The Nest(原題)』が先日開催されたサンダンス映画祭にてお披露目された。
一方、タイカも多方面でその才能が認められている。「Disney+」の人気シリーズで日本ではディズニーデラックスで配信中の『マンダロリアン』ではIG-11の声優を務めながらメガホンを執り、現在製作が進んでいるリブート版『スーサイド・スクワッド』に俳優として出演している。(海外ドラマNAVI)
Photo:ジュード・ロウ (c)JW