『グレイズ・アナトミー』を去ったあのキャラのストーリーはもう少し続く?

大人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』でシーズン1からアレックス・カレフ医師を演じてきたジャスティン・チェンバースが、シーズン16前半のエピソードをもって降板したと先日お伝えしたが、ストーリーの上ではアレックスの物語がもう少し続くようだ。米Entertainment Weeklyが報じている。

ジャスティンがアレックス役で最後に出演したエピソードとなるシーズン16第8話は米ABCにて昨年11月に放送されたが、今年1月23日にシーズン16の後半エピソード(第10話以降)が始まって以来、複数のエピソードでアレックスについて言及されているという。

アレックスは病気の母親を世話するため故郷へ戻っていた。最近のエピソードでは、妻であるジョー(カミーラ・ラディントン)が彼に電話をしてもアレックスから折り返しがなく、さらに自宅に帰宅しても彼の姿がなかったという記述があったのだ。

ジャスティンの降板後も他のキャラクターの会話の中でアレックスについて触れられていることについて、製作総指揮を務めるクリスタ・ヴァーノフが答えている。「我々は針に糸を通すように慎重に、少しずつジョーに彼についての情報と痛みを与えているんです。アレックスが今どこにいるのかを明かし、視聴者にハッキリとした答えを与えるまでにはもう2、3話ほど必要になるでしょう」とコメント。姿こそ見せていないものの、しばらくの間は劇中でアレックスが話題に上ることは間違いなさそうだ。

またヴァーノフは、アレックスの退場の仕方が少し謎に包まれていたのは、脚本家がシーズン15でジョーが経験したのと同じような状況に彼女を追い込みたくなかったのが主な理由だとも説明している。

すでにシリーズはシーズン17へと更新済。降板したアレックスに代わるキャラクターとしては、ホームコメディドラマ『シェイムレス 俺たちに恥はない』のシーズン8&9においてフィオナが付き合う木工職人フォード・ケロッグを演じたリチャード・フラッドが、コーマック・ヘインズ医師役として入れ替わりで登場した。ちなみに『シェイムレス』といえば、シーズン8までヴァーノフが製作・脚本を手掛けていた作品である。

『グレイズ・アナトミー』シーズン16は、米ABCにて毎週木曜に放送中。日本では4月29日(水・祝)よりWOWOWプライムにて日本初放送。(海外ドラマNAVI)

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『グレイズ・アナトミー』350話到達をお祝いする中に一緒にいるジャスティン・チェンバース(最後方)。その記念すべきエピソードが彼の最後の出演になった
(C) ABC Studios