ウォーターゲート事件を描く新作ドラマでジュリア・ロバーツ、ショーン・ペンらが豪華共演!

1972年に米ワシントンD.C.で起きたウォーターゲート事件を描く新作ドラマ『Gaslit(原題)』に、ジュリア・ロバーツ(『ホームカミング』)やショーン・ペン(『デッドマン・ウォーキング』)ら豪華キャストが出演することが明らかとなった。米Varietyが報じている。

ウォーターゲート事件は、1972年に6月17日に米ワシントンD.C.の民主党本部で起きた盗聴侵入事件に始まり、1974年8月9日に事件への関連を疑われて弾劾されたリチャード・ニクソン大統領の辞任までを総称する政治スキャンダルだ。

NBCUniversalのTV番組制作会社UCPが手掛ける『Gaslit』は、米Slateのポッドキャスト番組「Slow Burn」を下敷きにし、ウォーターゲート事件の秘話と忘れられたキャラクターに焦点が当てられるという。放送・配信先は現時点では決まっていない。

ジュリアは、大口を叩き態度が大きいアーカンソー出身のセレブな社交家マーサ・ミッチェルに扮し、ショーンはマーサの夫でニクソン元大統領下で忠実な司法長官を務めたジョン・ミッチェルを演じる。マーサは共和党に属しているにもかかわらず、ニクソンのウォーターゲート事件への関与について警鐘を鳴らした最初の人物で、ニクソンの大統領職と自身の私生活を破滅へ追いやった。対するジョンは気まぐれで口が悪く、冷淡だと称されていたが、率直に物を言う妻に夢中だったと紹介されており、最終的に彼は妻と大統領のどちらかを選択せざるを得なくなる。

二人に加えて、『君の名前で僕を呼んで』『コードネーム U.N.C.L.E.』のアーミー・ハマーも出演。ホワイトハウスの若き顧問弁護士ジョン・ディーン役で、大統領を守るために嘘をつくべきかどうか自分の野心との間で心が揺れるという役どころだ。

その他に、『ブラック・スキャンダル』のジョエル・エドガートンは、朝鮮戦争の退役軍人でFBI捜査官だったジョージ・ゴードン・リディ役にキャスティングされており、ジョージはウォーターゲート事件に関与した‟鉛管工"ユニットの主要メンバーで、米国防総省の書簡で暴露されたリーク情報を握り潰す任務を負った。

『Gaslit』で製作総指揮を務めるのは、サイバー・サスペンスドラマ『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』でクリエイターを務め、米Amazonの政治サスペンスドラマ『ホームカミング』で監督・製作総指揮を担ったサム・エスメイル。

『ホームカミング』シーズン1に主演したジュリアは、『Gaslit』でエスメイルと2度目のタッグを組むことになる。ジュリアはエスメイルや、姉のリサ・ロバーツ・ギラン(『マザーズ・デイ』)らと製作総指揮も務める予定だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジュリア・ロバーツ&ショーン・ペン&アーミー・ハマー&ジョエル・エドガートン (c)Hubert Boesl/FAMOUS/(c)FAM020/FAMOUS/(c)NYCM/FAMOUS