『ビッグ・リトル・ライズ』ローラ・ダーンが語る『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』

本年度アカデミー賞で6部門ノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞した『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。『ビッグ・リトル・ライズ』『ジェニーの記憶』の出演でも知られるローラ・ダーンのインタビュー映像を独占でお届け。

『レディ・バード』の監督グレタ・ガーウィグと主演のシアーシャ・ローナンが再タッグを組み、19世紀を代表する女性作家ルイーザ・メイ・オルコットの世界的ベストセラー小説「若草物語」を映像化した『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。

舞台は19世紀、米マサチューセッツ州ボストン。小説家を目指し、執筆に励む日々のマーチ家の次女ジョー(シアーシャ・ローナン)は、情熱家で自分を曲げられないため、周りとぶつかってばかり。自分とは正反対の控えめで美しい姉メグ(エマ・ワトソン)が大好きで、病弱な妹ベス(エリザ・スカレン)を我が子のように溺愛するが、オシャレにしか興味がない美人の妹エイミー(フローレンス・ピュー)とはケンカが絶えない。

ある日ジョーは、資産家のローレンス家の一人息子であるローリー(ティモシー・シャラメ)にダンス・パーティで出会う。彼の飾らない性格に、徐々に心惹かれていくジョー。しかしローリーからプロポーズされるも、結婚をして家に入ることで小説家になる夢が消えてしまうと思い、「私は結婚できない。あなたはいつかきっと、もっと素敵な人と出会う」とローリーに告げる。自分の選択でありながらも、心に一抹の寂しさを抱えながらジョーは小説家として自立するため、ニューヨークに渡る―。

本作で、マーチ家の愛情豊かな尊き母親を演じるローラ・ダーン。『マリッジ・ストーリー』で第92回アカデミー賞助演女優賞を受賞し、新作ドラマ『Just One Drink(原題)』では主演を務め、今改めて注目が集まる実力派女優。

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ローラは、本作でアカデミー賞にもノミネートされたガーウィグ監督の脚色について「とても興奮したことがある」と明かし、「現代の観客にも響くような先鋭的な表現を探していた時、監督は"信じられないけど、私の求めていた表現が原作の中にすでに書かれてる"と言った時だった。原作者の急進的な考えに驚くばかりだった」と語った。

また、原作者オルコットが実際に母親に送った手紙の内容が本編で使われているが、それは性別に対する考え方や人生の目標についても綴られており、現代の母娘でも驚くほど先鋭的な内容だったとローラ述べ、ガーウィグ監督のそれら"言葉選びのリズム"や"観客への伝え方"にこだわるセンスを絶賛している。

その他にも、150年以上前に刊行された「若草物語」が未だ⼈々が魅了される理由についてや、強い女性を演じることについて「強さは悪を導くこともあるし、英雄にもなれる」とその見解を述べている。

また、本作には『ビッグ・リトル・ライズ』でローラと共演したメリル・ストリープが出演し、四姉妹の裕福なマーチ叔母役で華を添えている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は、6月12日(金)全国順次ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
配給︓ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント