アンソニー・ホプキンス(『ウエストワールド』)、ジョディ・フォスター(『ブレイブ ワン』)らが出演し、アカデミー賞主要5部門を独占した1991年の大ヒットサスペンス映画『羊たちの沈黙』。同作の続編がドラマシリーズとして製作されることは以前お伝えした通りだが、今回主人公クラリスを演じるキャストが発表された。米TV Lineなどが報じている。
米CBSが製作する続編シリーズ『Clarice(原題)』は、映画版の出来事から1年後の1993年を舞台に、ジョディが演じた若きFBI訓練生クラリス・スターリングがワシントンD.C.に蔓延する政治の世界をうまく切り抜けながらも、性犯罪者やシリアルキラーを追っていく姿を描く。さらに彼女の語られていないプライベートな部分も語られるという。
そして今回、若かりし頃のクラリス役を射止めたのは、『ザ・ブレイブ:エリート特殊部隊』のメーガン役や『ヴァンパイア・ダイアリーズ』のスピンオフとして2013年より放送開始した『オリジナルズ』のオーロラ役、『プリティ・リトル・ライアーズ』のニコール役で知られるオーストラリア出身のレベッカ・ブリーズ。ちなみに、彼女の夫は『エージェント・オブ・シールド』『ブラインドスポット タトゥーの女』のルーク・ミッチェル。
本作のパイロット版の脚本は、アレックス・カーツマン(『HAWAII FIVE-0』『スタートレック:ディスカバリー』)と、ジェニー・ルメット(『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』『スタートレック ショートトレック』)が担当し、二人は製作総指揮も務める。
カーツマンは、「クラリスはまだ30歳にもなっておらず、賢いがまだ弱い部分がある」とコメント。だが、「そんな彼女の内なる光がモンスターや狂人に惹きつけられるようになる。困難な状況の幼少期を過ごしたことで、クラリスは複雑な性質を持つようになった。そしてずっと人生をおびやかしてきた家族の秘密という重荷から逃げることが、彼女をこのよう人物へと成長させることになった」と、クラリスの生い立ちについて述べている。
今後のキャスティングやキャラクターなど、続報が入り次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:映画『羊たちの沈黙』Blu-ray発売中(1,905円+税)(C)2014 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.