『英国スキャンダル』シーズン2が始動!『ABC殺人事件』ほかアガサ・クリスティー作品の脚本家が手掛ける

英国政治史上最も物議を醸したとされるスキャンダルをスリリングかつユーモラスに描いた英BBCの『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件』。本作のシーズン2がいよいよ始動することが明らかになった。米Deadlineが報じている。

新シーズンで脚本を務めるのは、水面下で話が進んでいたとされるサラ・フェルプス。フェルプスは、BBCが手掛けるチャールズ・ディケンズの同名小説をミニ・シリーズ化した『オリバー・ツイスト』や、アガサ・クリスティーのドラマ化作品『そして誰もいなくなった』『検察側の証人』『ABC殺人事件』『無実はさいなむ』など、数々の英国を代表する小説の映像作品を手がけている脚本家。

シーズン2では、アーガイル公爵夫人マーガレット・キャンベルが関与する1963年のセックス・スキャンダルを中心に描かれる。二人目の夫との泥沼離婚の際、元夫は見ず知らずの男性と性行為を行うキャンベルの画像を押収。彼女は「ダーティ公爵夫人」として知られるようになった出来事だ。

フェルプスは新シーズンについて、「非常に有名なオーラルセックスについての3時間ドラマの脚本を書いています。なぜなら、殺人を描いた後に何を書けばいいというんですか? 私はただ汚れている人間なんです。低俗なんですよ」と、ジョークまじりにコメントした。

シーズン1で製作総指揮を務めたドミニク・トレッドウェル=コリンズも続投。フェルプスは、「彼とは長いこと一緒に仕事をしています」と相性の良さを語った。

シーズン1は、ヒュー・グラント(『ブリジット・ジョーンズの日記』)とベン・ウィショー(『007』シリーズ)が出演し、同性愛が違法とされた1960年代後半を舞台に、38歳にして英国自由党の党首となったジェレミー・ソープがひそかに付き合っていた元恋人ノーマン・スコットの殺害計画を立てたとされる衝撃的なスキャンダルを描いた。元恋人ノーマン・スコットを好演したベンは、第71回エミー賞リミテッドシリーズ/TVムービー部門助演男優賞に輝いた。

誰がマーガレット・キャンベルに扮するのか―。キャストや放送時期など、『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件』の新情報が入り次第、随時お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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