最新データ発表!新型コロナウィルスによる外出規制で、配信サービスの視聴率が倍増中

新型コロナウィルス(COVID-19)による外出規制で行われた調査で、番組をTVではなくストリーミングで視聴する人が、過去の災害時に比べて60パーセントも増加していることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

新型コロナウィルスによる外出規制の調査でニールセンが、2017年8月にアメリカを襲ったハリケーン・ハービーと、2016年1月に同国で起きたスノー・ストーム時のTV使用率の合計データを分析。その結果、2つの災害時に比べると、新型コロナウィルスで自宅待機となった人々は、TVではなくストリーミングで番組を視聴する人が60パーセントも増えたことがわかったという。

今週月曜日、3月16日に発表された最新のニールセンの調査では、すでにアメリカ人は毎日12時間弱をメディア・プラットフォームでの視聴や閲覧に費やし、アメリカにおける消費者の4分の3が配信サービスの登録者で、TV番組を視聴できるデバイスを所有しているそうだ。

また、配信サービスの利用率だけでなく、TV放送の視聴率も上昇しているようだ。3月15日(日)までのニールセンの統計結果によると、地上波局の米CBSとNBC、FOXとABCの週ごとの視聴率は3パーセント増加。番組の人気の鍵を握る18~49歳層のレーディングもわずかに増え、数字が2.3から2.4にアップ。しばらくの間、TVの視聴率が下がることはないと見られている。

そして、米ユニバーサル・ピクチャーズは、4月10日(金)に全米公開される予定だったアニメ映画『トロールズ ミュージック★パワー』を同日にオンデマンドでリリースすると発表。また、アメリカで公開中の映画『透明人間』(『ハンドメイズ・テイル』のエリザベス・モス主演)と『The Hunt(原題)』(『GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』のベティ・ギルピン主演)、『Emma.(原題)』(『ミニチュア作家』のアニャ・テイラー=ジョイ主演)も3月20日(金)にオンデマンドで配信開始すると明かし、自宅待機中の人々が少しでも楽しく過ごせるよう配慮がなされている。

なお、新型コロナウィルスの影響により、『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』や『グレイズ・アナトミー』『ストレンジャー・シングス 未知の世界』『リバーデイル』といった人気ドラマシリーズの製作が次々に中断されていると報じられている。(海外ドラマNAVI)

Photo:©Netflix