BS10 スターチャンネルでは、今年が名優スティーヴ・マックイーンの生誕90年となることを記念し、彼の映画出演全作を今月から4ヵ月にわたって放送する「史上初! 生誕90年スティーヴ・マックイーン完全網羅」という特集を実施中だ。
1930年にインディアナ州に生まれ、肺ガンにより1980年に50歳でこの世を去ったマックイーン。30年に満たない俳優人生の中で出演した作品は約44本だが、『大脱走』『荒野の七人』『パピヨン』『タワーリング・インフェルノ』といった映画史に残る名作に出演。1966年の『砲艦サンパブロ』ではアカデミー賞主演男優賞の候補となり、ゴールデン・グローブ賞に4度ノミネートされた。
特集に合わせて、ドラマファンには嬉しいことに、彼の出世作となったTVシリーズ『拳銃無宿』のレギュラー放送もスタート。3シーズン続いたこの西部劇ドラマでは、20代後半から30代前半にかけての若きマックイーンが神業的な早撃ちができる正義感の強い主人公を演じており、男らしい魅力が炸裂している。字幕版・吹替版が4月6日(月)より平日の毎朝放送される(※一部のエピソードは吹替放送なし)。
また、5月5日(火・祝)は「24時間ベスト・オブ・マックイーン」として、朝の6時から翌朝6時まで24時間にわたって彼のキャリア初期から晩年の作品まで9本の映画(『マックイーンの絶対の危機(ピンチ)』『大脱走』『砲艦サンパブロ』『華麗なる賭け』『ブリット』『ゲッタウェイ(1972)』『パピヨン(1973)』『タワーリング・インフェルノ』『ハンター(1980)』)を放送するほか、三谷幸喜が登場する『マイチョイス:三谷幸喜』をはじめ、3本の特別番組をオンエア。18:45にスタートする『特別番組:ボクらが愛したマックイーン』では、中尾ミエ、関根勤、竹中直人、東儀秀樹、板尾創路、片渕須直監督、やくみつる、ノッチ(デンジャラス)、岡本博(トイズマッコイ)というゲストたちが、自分たちの好きな作品や思い出、マックイーン愛から生まれたクルマやバイクへの細かすぎるこだわりまで、様々な角度でマックイーンについて熱く語りつくす。
この特集は「完全網羅」と謳っている通り、マックイーンがエキストラとして参加したが、日本劇場未公開&未ソフト化のため幻の映画デビュー作となっていた『ガール・オン・ザ・ラン』を日本初放送、さらに『砲艦サンパブロ』ノーカット吹替版(マックイーンの吹替えを担当するのは伊武雅刀!)がTV初放送となるなど、マックイーンファン垂涎のラインナップとなっている。同特集の詳細は特設サイト(https://www.star-ch.jp/mcqueen/)でご確認を。(海外ドラマNAVI)
Photo:
スティーヴ・マックイーン
©Photofest/アフロ
『拳銃無宿』
©1958-1960 FOUR STAR – MALCOLM(A JOINT VENTURE