詐欺師かインフルエンサーか?ニコール・キッドマンが『ハンドメイズ・テイル』監督作品で主演

米HBOの人気ドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』で知られるオスカー女優のニコール・キッドマンが、米Amazonが製作する小説のドラマ版に主演することが明らかとなった。『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』をプロデュースし、映画『孤独なふりした世界で』で監督を務めたリード・モラーノがメガホンを取る予定だ。米Varietyなど複数のメディアが報じている。

原作となるアメリカ出身の作家ジャネール・ブラウンによる小説「Pretty Things」は、4月21日(火)にアメリカで出版予定だが、刊行前にAmazonが映像化権を獲得してドラマ化することが決定した。原作者のブラウンはニコールと共に製作総指揮を務める。

小説では、才気あふれるが精神的にダメージを負っているニーナとヴァネッサとという二人の女性にフォーカスをあてて語られる。ニーナは大学卒業後、思い描いたキャリアが叶わず、LAに暮らすリッチな若者をターゲットとする詐欺師に。一方裕福なヴァネッサは、インスタグラムのインフルエンサーとして世界中を飛び回りセレブの特権を謳歌していた。しかしヴァネッサの婚約破棄という挫折をきっかけに、二人は出会い、やがて欺瞞と破壊に満ちた争いを繰り広げていく――。

ニコールは主人公の一人を演じるが、現時点ではどちらのキャラクターを演じるのかは不明だ。彼女はAmazonと優先的に映画スタジオや製作会社の企画を見ることができる優先契約、ファーストルック契約を結んでいる。

『ビッグ・リトル・ライズ』に出演して以降、ニコールはドラマ出演が目白押しで、1月には豪作家リアン・モリアーティによる小説「Nine Perfect Strangers」のドラマ版に出演することが発表されていた。本作では、都会から人里離れたリゾート地に集まる9人の10日間にわたる物語が描かれ、『ギルモア・ガールズ』のスーキー役で知られるメリッサ・マッカーシーと共演する。

その他には、ジーン・ハンフ・コレリッツの小説「You Should Have Known」のドラマ版となるサスペンスドラマ『Undoing(原題)』に主演し、『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件』で実在の政治家ジェレミー・ソープを演じたヒュー・グラントと夫婦役を演じている。

ニコールが主演し、製作総指揮も手掛けるドラマ版「Pretty Things」に出演する新キャストやスタッフが決まり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:ニコール・キッドマン©NYKC/FAMOUS