『猿の惑星』プロデューサー、トルーマン大統領を描く米ベストセラーをドラマ化

2011年からのリブート版『猿の惑星』シリーズやトム・クルーズ主演のSF映画『オブリビオン』を手掛けたプロデューサーが、第33代米国大統領ハリー・S・トルーマンを描く全米ベストセラーをドラマ化することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

プロデューサーのディラン・クラークが、米New York Timesのベストセラーリストに載ったA・J・ベイムスによる著書「The Accidental President: Harry S. Truman and the Four Months that Changed the World(原題)」のドラマ化となるミニシリーズを製作するという。

2017年に出版された同著では、第32代米国大統領フランクリン・ルーズベルトの急死により、1945年4月に副大統領から第33代大統領へと昇格したハリー・S・トルーマンが、就任後の最初の4ヵ月間に経験した出来事がドラマチックに綴られている。

脚本を執筆するのは、監督マーティン・スコセッシ×主演レオナルド・ディカプリオで第25代大統領セオドア・ルーズベルトを描く新作映画『Roosevelt(原題)』でペンを執るスコット・ブルーム。ブルームは、ポール・リー(『ディキンスン 若き女性詩人の憂鬱』)、マーク・ロイバル(『ノーカントリー』)らとともに製作総指揮も担う予定だ。

ここ最近は大統領を描く作品が人気を呼んでいる模様で、前述の2作のほか、米FXの『アメリカン・クライム・ストーリー』のシーズン3では1990年代後半にビル・クリントン大統領とホワイトハウスの元インターンが繰り広げた不倫スキャンダルが描かれる。また、クリントン元大統領と人気作家ジェイムズ・パタースンによる小説をドラマ化する米Showtimeの『The President Is Missing(原題)』では、思いがけず初任期半ばにして大統領に昇格した副大統領が主人公となる。

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『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation