『SHERLOCK/シャーロック』マーティン・フリーマンが自主隔離生活について語る

大人気の英国ミステリードラマ『SHERLOCK/シャーロック』のジョン・ワトソン役で知られ、ファンタジー映画『ホビット』シリーズに主演していたマーティン・フリーマンが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で送っている自主隔離生活や新作について語った。

「なんとかやれているよ」

米Varietyのインタビューに応えたマーティンは、現在イギリスの自宅でどのように過ごしているかについて、「本を読んだり、健康を保つためにきちんと食事してるくらいだ」と説明。外出したくなる時もあるものの、11歳と14歳の二人の子どもと一緒に過ごす上で、それほど不自由はしていないと語る。

「多くの人が、人生が一変してしまうような事態に怯えている。でも、僕自身はなんとかやれているよ。みんなもそうだろうけど、人と会ったり出かけたりできないのはもちろん寂しい。でも家には庭があるから、そこで子どもたちと過ごすこともできる。有難いことに天候にも恵まれてるから、家の中にずっとこもっていなくて済むんだ」

Disney+(ディズニープラス)で配信中のコメディドラマ『ブリーダーズ 最愛で憎い宝物(原題:Breeders)』で、マーティンは愛する妻ともどもフルタイムの仕事を抱えながら、幼い3人の子どもの育児に手を焼く父親を演じていた。先日放送が終了した同作の評判は上々で、シーズン2製作が決まった暁には「さらにキャラを掘り下げていきたい」と考えていたようだ。

実はマーティンは、ロックダウンが始まる前の3月半ばにロサンゼルスを舞台にしたミニシリーズ『Angelyne(原題)』の撮影に参加していたが、「スタッフが僕の撮影を早目に終わらせてくれたので、世界が変わり始まる前に(イギリスへ帰る)飛行機に乗ることができた」という。『Angelyne』後に別のプロジェクトで台本の読み合わせを行う予定だったが、そちらはキャンセルになった。

現在ハリウッドでは新型コロナウイルスの影響で映画やドラマ製作がストップしているが、マーティンは待機作について関係者と話を進めており、水面下でプロジェクトが動き始めている。英BBCの新ドラマ『レスポンダー 夜に堕ちた警官(原題:The Responder)』に主演する予定だが、今秋始まるはずだった撮影は延期される模様。ただ、同じBBCの別の作品(マーティンが番組名を明かさず)では社会的距離を保ちながら1日のみ撮影を行う予定だという。

2018年のマーベル映画『ブラックパンサー』にエヴェレット・ロス役で出演していたマーティン。2022年5月全米公開予定の続編については、「大作だからね。『ブラックパンサー』(続編)の前に2つほどやりたいプロジェクトがあるんだ。だけどそれが終わったら、もちろん『ブラックパンサー』に出演するよ」と述べている。

『レスポンダー』は2022年8月10日(水)よりスターチャンネルEXで放送。9月19日(月・祝)23:00よりBS10 スターチャンネルで放送開始となる。(海外ドラマNAVI)

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マーティン・フリーマン
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