『エレメンタリー　ホームズ＆ワトソン in NY』最も印象的な犯人5選

2020年5月11日 2024年2月13日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

世界で最も有名な探偵シャーロック・ホームズと相棒ワトソンが現代のニューヨークに現れたら...。そんな大胆な設定で展開する犯罪捜査ミステリー『エレメンタリー　ホームズ＆ワトソン in NY』。米CBSで2012年より放送スタートし、7シーズン続いた本作には毎話色々なミステリーが出現、その謎をひとつひとつシャーロック（ジョニー・リー・ミラー）とワトソン（ルーシー・リュー）が紐解いていくのだが、なかには手こずったり、最後まで崩せなかった悪党たちもいる。番組公式サイトがシーズン3と4を中心に『エレメンタリー』史に残る犯人5人を特集しているので編集部の意見も交えてご紹介しよう。

1 ◆ウィルソン・トレガー（テイト・ドノヴァン）
2 ◆キャシー（アリー・ヨアニデス）
3 ◆オスカー・ランキン（マイケル・ウェストン）
4 ◆アイザック・パイク（マイケル・クリストファー）
5 ◆ジェイミー・モリアーティ／アイリーン・アドラー（ナタリー・ドーマー）

◆ウィルソン・トレガー（テイト・ドノヴァン）

シーズン4第10話「学資ローンの罠」で登場するトレガーは、営利目的で運営されているフェアブリッジ大学のCEO。大学の正当性に疑問を抱いたホームズとワトソンは、一連の殺人事件から、フェアブリッジ大学とそのオーナー、トレガーの手がかりを追うが、自ら手を下さないトレガーと事件を結び付ける手がかりがなかなか見つからない。だが意外なところに逮捕の鍵が見つかる...。

◆キャシー（アリー・ヨアニデス）

キャシーが最初に登場したシーズン4第7話「ライアーゲーム」はタイトル通り「騙し合い」。12年前に誘拐・監禁されたミナに成りすました彼女は、両親を騙し、ホームズとワトソンへの説明もどこからどこまでが本当だかわからない。結局逮捕された彼女だが全く動じることもなく「罪を犯したことはない」とシャーロックに平然と語る。歳を聞かれ、「15歳。いえ、待って...25歳。それも違うかも」と顔色ひとつ変えることなく話す彼女は嘘の天才だ。「当ててみて。今の嘘だと思う？」と最後にシャーロックを挑発した彼女に、きっとこれだけでは終わらない！　と強く思ったファンも多かったのでは？

時を経てシーズン7第8話で再度、シャーロックとワトソンの目の前に現れるキャシー。助けを求める彼女を信頼しても良いのか？　嘘を見抜くのが得意なシャーロックをしても見抜けなかった彼女は間違いなくツワモノだ。

Can she be trusted? Holmes and Watson suspect an ulterior motive when Cassie Lenue, a brilliant young criminal they put in prison, asks them for help to solve a murder! Tonight at 9 on @Elementary_CBS! pic.twitter.com/UMzpzYe95o
-- CBS11 (@CBS11) July 11, 2019

◆オスカー・ランキン（マイケル・ウェストン）

このシリーズでは、オスカーは典型的な悪党ではない。過去の薬物依存症時代のシャーロックを象徴する存在としてシーズン3に登場する彼は、予期せぬときにひょっこりシャーロックの前に現れ、いつしか世話人アルフレードのように良い友人になるのかと思いきや...。現在も薬物中毒のオスカーは同じ闇にシャーロックを連れて行こうとするという意味で悪党。

◆アイザック・パイク（マイケル・クリストファー）

シーズン3第4話に登場するアイザック・パイクは、人工知能が人類の滅亡になると信じている大学教授。パイクが殺人事件の黒幕だと誰もが確信しているが、パイクを心酔する学生が自白をしておりどうしてもそれを崩せない。ならば、とシャーロックが使ったのはパイクの身内を調べ上げ弱みを握り、それをネタにパイクに自白を迫ること。薬物依存症のパイクの弟を刑務所に送れる証拠を握りしめシャーロックはパイクに詰め寄るが、パイクも同じようにシャーロックを調べ上げていた。「元依存者が同じ苦しみを抱える者を刑務所に送れるか」と投げかけ、自身の正当性を主張。続けて「君は機械じゃない。そうは思えない」と同じ痛みを抱える者に無慈悲になれるはずがないと鋭い観察眼を見せたパイク。結局自白を得ることはできなかった。最後のシーンで「彼の逮捕に必要なのは無関係な弟の投獄。俺には弟の罪が痛いほどわかる。殺人者を見逃したのは正解か？」と悩みながらAIに話しかけるシャーロックが印象的だった。