映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フォレスト・ガンプ/一期一会』、近年は『MANIFEST/マニフェスト』『WHAT/IF 選択の連鎖』などのドラマも手掛けるロバート・ゼメキスが製作総指揮を務める米ヒストリーチャンネルの実録ミステリードラマ『プロジェクト・ブルーブック』が、シーズン2をもって打ち切られたことが明らかとなった。米Comibook.comが報じている。
タイトルにある"プロジェクト・ブルーブック"とは、1952年から1969年にかけて米空軍と政府がUFO目撃証言や謎の事件にまつわる情報を収集し、秘密裏に進めていた調査報告書のコードネーム。その極秘調査文書の存在は長きにわたって語り継がれていたが、2015年に情報が開示されて歴史を揺るがす驚きの事実が明らかになった。本シリーズは、政府の極秘文書に記された実際の調査や証言、政府が国民に隠ぺいしていた数々の出来事などを基にドラマ化。
シリーズで中心になるのは、実際に「プロジェクト・ブルーブック」の調査メンバーだったJ・アレン・ハイネック博士(エイダン・ギレン『ゲーム・オブ・スローンズ』)と、彼がスカウトしたミカエル・クイン空軍大尉(マイケル・マラーキー『ヴァンパイア・ダイアリーズ』)。タッグを組むことになった二人が、各地で起こる超自然現象や目撃談を調査して真相究明に挑んでいく姿をUFOファンの間で語り継がれてきた有名な事件をストーリーに絡めながらミステリータッチで描かれる。
シーズン1の初回放送は視聴者数350万人を記録して好調なスタートを切った本作だが、徐々に視聴率が低下し、シーズン2で数字を盛り返すことができずにキャンセルが決まったようだ。
またヒストリーチャンネル作品では、中世ヨーロッパで活躍したテンプル騎士団の迫害と没落を描き、映画『スター・ウォーズ』シリーズのルーク・スカイウォーカー役でお馴染みのマーク・ハミルが出演する歴史ドラマ『ナイトフォール -悲運の騎士団-』も、シーズン2でキャンセルとなった。
なお、日本では『プロジェクト・ブルーブック』はU-NEXTにてシーズン1が配信中。『ナイトフォール -悲運の騎士団-』はNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『プロジェクト・ブルーブック』(c)2019 A&E Television Networks. All rights reserved