『エイリアン』『グラディエーター』といった大ヒット映画だけでなく、『グッド・ワイフ』『高い城の男』などの人気ドラマも製作しているリドリー・スコット。彼の製作会社が、Appleとファーストルック契約を結んだことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
ファーストルック契約とは、特定のクリエイターや俳優が、優先的に映画スタジオや製作会社の企画を見ることができる優先契約のこと。
スコットの製作会社、Scott Free Productionsは、Apple TV+で世界規模となるドラマプロジェクトを開発・製作する複数年にわたる契約を交わしたという。今後製作される新作では、スコットとそのプロダクション会社と長年にわたり組んできたプロデューサーチームの核を成す、デヴィッド・ザッカー、クレイトン・クルーガー、ジョーダン・シーハンが指揮を執るとのこと。
これまでにScott Free Productionsは、リドリー・スコットの弟、故トニー・スコットの作品も含めて、『マイ・ボディガード』『グラディエーター』『オデッセイ』などの大ヒット映画を製作。ドラマでは、米CBSで『グッド・ワイフ』とスピンオフ『The Good Fight/ザ・グッド・ファイト』、米Amazonで『高い城の男』『ザ・テラー』などを生み出している。
25年前に設立されて以来、同プロダクションはエミー賞で100回ノミネートされたうち22回にわたり受賞を果たし、ゴールデン・グローブ賞ではTV作品で28回候補になっている。
82歳のスコットはいまだに精力的に仕事をしており、プロデューサーとして130本以上、監督として約50本の作品を手掛けている。待機作も多く、彼が製作を務めたドラマ『TABOO』で組んだ二人、主演・企画のトム・ハーディ、プロデューサーのスティーヴン・ナイトと、英BBC・米FX共同制作の古典小説「大いなる遺産」のドラマ化で再タッグを組むと報じられたばかりだ。(海外ドラマNAVI)
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『グッド・ワイフ』
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