スウェーデンの作家スティーグ・ラーソンによるベストセラー小説「ミレニアム」シリーズを元にした『ドラゴン・タトゥーの女』。2009年にニールス・アルデン・オプレヴ監督により、2011年にはデヴィッド・フィンチャー監督により映画化された人気作が、Amazonによりまったく新しい設定でドラマ化されることが明らかになった。米Varietyが報じている。
現在『The Girl With the Dragon Tattoo(原題)』と名付けられているこの企画は、原作の再度の映像化や映画版の続編というわけでなく、タフな天才ハッカーの主人公リスベット・サランデルを中心に、今日の世界を舞台にした全く新しいストーリーとキャラクターたちで展開していくという。
主人公のリスベットは現時点では決まっていないが、これまで複数の俳優が演じており、母国スウェーデンの映画3部作ではノオミ・ラパス(『チャイルド44 森に消えた子供たち』)が、2011年のハリウッド映画『ドラゴン・タトゥーの女』ではルーニー・マーラ(『キャロル』)が、2018年のハリウッド映画『蜘蛛の巣を払う女』ではクレア・フォイ(『ザ・クラウン』)が起用されていた。アンディ・ハリース(『ザ・クラウン』『刑事ヴァランダー』)とロブ・ブロック(『ナイト・マネジャー』)が製作総指揮に名を連ねる。
「ミレニアム」シリーズは、ラーソンが生前執筆した3作(「ドラゴン・タトゥーの女」「火と戯れる女」「眠れる女と狂卓の騎士」)のほか、2004年に急死した彼の後を継いだダヴィド・ラーゲルクランツによって2019年までにさらに3作(「蜘蛛の巣を払う女」「復讐の炎を吐く女」「死すべき女」)が出版されており、同シリーズは世界中で1億部以上を売り上げている。
設定や配役も気になる今回のドラマ化については、続報が入り次第お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
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2011年の『ドラゴン・タトゥーの女』
(C)FAMOUS