『ザ・ホワイトハウス』と『GRIMM』のスター主演ドラマ、1シーズンで打ち切り

米NBCが2019~2020年シーズンにスタートさせた2本の新作ドラマが、1シーズンで打ち切られた。米Hollywood Reporterが報じている。

残念な結果となったのは、大人版『Glee/グリー』とも言われる音楽コメディドラマ『Perfect Harmony(原題)』と、映画『ボーン・コレクター』のドラマ版である『Lincoln Rhyme: Hunt for the Bone Collector(原題)』。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で製作現場が2ヵ月以上ストップしていることにより、NBCの新作ドラマは更新か打ち切りかが発表されていなかったが、この2本は最初に運命が決まったことになる。

『Perfect Harmony』は、名門アイビーリーグの大学で教鞭を執っていた音楽教授アーサー・コクランが、ケンタッキー州のとある田舎の教会で住民たちが結成した聖歌隊を率いることになりドタバタ劇が繰り広げられるミュージカル・コメディ。『ザ・ホワイトハウス』のジョシュ・ライマン次席補佐官役や『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』のジョセフ・ローレンス司令官役で知られるブラッドリー・ウィットフォードが主演・製作総指揮を務める。

共演者であるティンバリー・ヒル(『グレイズ・アナトミー』)は、Instagramで「『Perfect Harmony』はひそかに打ち切られました。シーズン2はありません。ですが、とても才能があり、ダイバーシティに富んだキャストとスタッフに恵まれ、最高の時間を過ごせました」とコメント。

一方の『Lincoln Rhyme: Hunt for the Bone Collector』では、事故で脊椎を損傷してほぼ動けなくなった科学捜査官リンカーン・ライムが、若き女刑事アメリア・サクスとタッグを組み、古書「ボーン・コレクター」を再現して犯罪を繰り返す連続殺人鬼を追う。映画でデンゼル・ワシントンが演じていたリンカーンに扮するのは、ファンタジーホラードラマ『GRIMM/グリム』のハンク役でおなじみのラッセル・ホーンズビー。

2019年9月から今年1月まで放送されていた『Perfect Harmony』は平均の視聴者数290万人、0.6レーティング。そちらとほぼ入れ替わる形で1月から3月まで放送された『Lincoln Rhyme: Hunt for the Bone Collector』は557万人、0.8レーティングを記録していた。

また、これら2作のキャンセルの翌日、同じくNBCの新作ドラマであるミュージカルコメディ『Zoey"s Extraordinary Playlist(原題)』が、シーズン2へ更新された。同局の新作ドラマではほかに、ジミー・スミッツ(『NYPD BLUE ~ニューヨーク市警15分署』)主演のリーガルドラマ『Bluff City Law(原題)』、サラ・ウェイン・キャリーズ(『プリズン・ブレイク』『ウォーキング・デッド』)主演のヒューマンドラマ『Council of Dads(原題)』など4作品の運命が保留となっている。(海外ドラマNAVI)

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(2020年6月時点での情報です)

Photo:ブラッドリー・ウィットフォード (C)NYPW/FAMOUS ラッセル・ホーンズビー (C)FAM008/FAMOUS