2014年に公開された映画『スノーピアサー』のドラマ版に出演するキャストが、シーズン1第4話「開発者がいなくても」で起きた驚きの展開について語っている。英Digital Spyが報じた。(※本記事は、『スノーピアサー』シーズン1第4話のネタばれがあるのでご注意を!)
米TNTによるドラマ版『スノーピアサー』は、映画と同じく寒冷化によって人類の大半が死滅した終末的未来世界で、全生存者を乗せて走り続ける1001車両にも及ぶ大列車が舞台となる。
車内では激しい階級差や貧困、差別が蔓延し、シーズン1では列車の最後列にある最も低い階級に属していたレイトン(ダヴィード・ディグス)が刑事だった経歴を買われ、上層階級が暮らす車両で起きた連続殺人事件の捜査に協力する展開となっている。
そして、捜査を進めていたレイトンは第4話で、最も裕福な階級が住む車両でも特に権力を握っているフォグラー家の令嬢LJが、殺人事件の裏にいることを突き止める。
真相を突き止められたLJはレイトンに沈黙を貫かせるために、彼が属する最後列の人々を助けることを交換条件に出すが、そのオファーをレイトンは断り、最終的にLJは身柄を拘束されてしまう。
その驚きの展開についてLJを演じるアナリース・バッソが、我がままを尽くしてきたLJが自分の思うようにならなかったのは、これが初めてではないかと分析。そして、LJが残忍な事件を起こした理由についても、自分なりの見解を述べている。「レイトンがLJを捕まえてメラニー(列車の管理人)に引き渡したときに、LJが何もコントロールできなかったのが現実だった。LJは、いかにすべてが無意味であるかを悟り、彼女が人を殺していたのは自分の人生で何かをコントロールしようとしていたからかもしれない。だけど彼女は、殺人の続行可能を妨げる唯一の人間である刑事さえ操ることができなかったの」とコメントしている。
結果的に、連続殺人事件の犯人だと判明した高慢なLJは視聴者に好かれるタイプのキャラクターではないが、アナリースは役作りのためにリサーチを重ね、役に扮するうちに自分の知らなかった一面も発見して演じるのは楽しかったとも語っていた。
『スノーピアサー』シーズン1はNetflixにて毎週月曜に新エピソードが配信中で、すでにシーズン2へ更新されている。(海外ドラマNAVI)
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