医療ドラマの金字塔『ER 緊急救命室』を放送した米NBCが生み出した新たな医療ドラマ『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』。病院の改革に挑む、型破りな一人の医師の姿を描く実話をもとにした本作DVDのリリースを記念して、原作者であり本作のモデルとなった医師と主演を担うライアン・エッゴールドの貴重なインタビュー動画を入手したのでご紹介しよう。
2018年9月より放送がスタートした本作は、その人気ぶりからシーズン2の放送中にシーズン5までの製作が決定した大ヒット作。
舞台はNYにあるアメリカ初の公立病院、ニュー・アムステルダム病院。新任のメディカル・ディレクターであるマックス・グッドウィンが型破りな手法で封建的な病院の改革に挑み、"一人でも多くの患者を公平に治療する"という公立病院本来の役割と誇りを医師やスタッフらに目覚めさせ、政府の要人をはじめとする多種多様な患者を受け入れる嵐のような病院の日常をリアルに描写した感動作だ。
マックスを演じるライアンは『ブラックリスト』のトム・キーン役で海外ドラマファンにはおなじみの人気スター。主演としてリーダーシップを発揮しつつ、本人と重なるような情熱的かつ真摯なキャラクターが胸を打ち、人間味あふれる演技力に魅了される。また、本作はNYに実在するアメリカ最古の公立病院ベルビュー病院の実話で、実際に改革を行った医師エリック・マンハイマーの回顧録「Twelve Patients: Life and Death at Bellevue Hospital(12人の患者:ベルビュー病院での生と死)」が原作。彼が製作総指揮に携わっていることで、リアリティとスピード感あふれるストーリー展開に目が釘付けになるだろう。
今回公開となった映像は、マックス役のライアンと原作者のマンハイマー医師がどのように役作りや作品作りを行ってきたかなど、何となく雰囲気の似ている二人がカメラに語りかける貴重なインタビュー。
原作者のマンハイマーは、「ベルビュー病院で私が体験してきたことを本にした。医療というのは、人に寄り添いその人の人生を知ることだ。患者それぞれに物語がある」と語り、その姿は長年医療や患者たちに真摯に向き合ってきた医師としての信念と誇りを物語っているようだ。「一人の医師が大病院を相手に大改造する物語」と説明するライアン。「人間として素晴らしいエリック(・マンハイマー)を演じることができて嬉しい。彼は全身全霊で、古い体制に改革を起こすんだ。彼を演じることで、僕のイメージが勝手にヒーローや善人になりつつある」と役が自身のイメージアップにつながっていると笑みを見せる。
「本当の意味での医療とは何かを実に深く掘り下げている。厄介で複雑...それでも冷静に突き進んでいかなくてはいけない。窓から顔を出して、叫びたくなってもね」と語るマンハイマーの隣で、うなずくライアン。「実際の動きやその時の心情を教えてもらえ、助かっている。エリック(・マンハイマー)と彼が関わった人々の壮絶かつ感動的なドラマがここにある」と、モデルであり原作者が製作に携わっていることでストーリーにリアリティが生まれていると述べる。
ヒーロー的なキャラクター人気が先行しがちだが、マンハイマーのプロ目線によるリアリティと、ライアンの並々ならぬ努力によって、本作が大ヒットに繋がっていることは言うまでもない。そんな涙腺が緩むこと必至のメディカルドラマをぜひ、DVDで堪能してみては。
『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』商品情報
<セル>
DVD-BOX(9,500円+税)...7月8日(水)発売
<レンタル>
DVD Vol.1~6...6月24日(水)レンタル開始
DVD Vol.7~11...7月8日(水)レンタル開始
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
(海外ドラマNAVI)
Photo:『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』 (c)2019 Universal Studios. All Rights Reserved.